実験体であったういは【感覚】が異常に発達している。通常のオーヴァードよりも遥かに聴覚、視覚、嗅覚といった五感が優れているばかりでなく、痛覚等も人一番優れている。
保護されたばかりの頃はそれらのコントロールをする事も未熟であり、他の人には知覚できないものや痛みに過敏に怯え、パニックに陥ることも多かった。
現在は訓練の成果によりある程度は自身で制御できるようになったものの、視力軽減のコンタクトや感覚機能を鈍らせるための特殊な指輪の装着が必要。

過去に地獄のような日々を送っていたういを救った五白ハルマは彼女に居場所を与え、さらにういが普通に生活を送れるようになるまで常に傍で支えてきた。
彼にういは多大なる恩と、人生で初めて自分を守ってくれた相手として、先輩として時に兄として、またそれ以上の思いを抱えてる。

『穂鶴うい』という名はそんな彼と、鶴舞支部のエージェント達が考えてくれたもの。
『穂鶴』は『鶴舞』支部から。
『うい』は、『愛』という字から「たくさんの人に愛されるように」という願いを込めてハルマがつけた。

また、CN“天使の虹光(イリオファーニア)”は、初任務でういが助けた少女に「私の世界を照らしてくれたお日様」「私の太陽(イリオファーニア)」と言ってもらったことに由来する。
彼女の放つ光が七色に辺りを照らすことから“天使の虹光”となった
かつては嫌っていた自分の光が、暖かく誰かを照らせる鮮やかな優しい光となるように。彼女はそのCNを掲げ奮闘する。