元々は貴族の家柄に生まれ、大事に育てられていた娘だった。
しかし両親の政敵に狙われ、両親と長男は殺され、彼女はひどい目にあい、流れに流れてFHの実験体にされてしまう。
そんな中でも、【貴族の務め（ノブレス・オブ・リージュ）】を両親から教わっていた志は残し続けていた。

そんな彼女を堕とそうと、実験体を絶食収容所へと送り、飢餓で苦しむ未覚醒者の中に放り込んだ。

極限状態の中、ホワイトは自身の衝動【飢餓】と向き合うことになる。
『眼の前にいるモノを食べれば生き残れるぞ。食べれるものなんで他に何もない。どうせみんな死ぬなら有効活用してやれ』
そんな言葉が耳にささやき続けた。

そして彼女は選んだ。『この思い（飢餓）は他の人だって同じですわ。私は、【エスペランサ家の長女】ですの！貴族の務めを果たします！』

彼女は自身の両足を切り落とした。それをエフェクトで料理へと変え、他の実験体に与え続けた。
リザレクト、調理、リザレクト、調理・・・そんなその身を削る行為をその【精神】のみで成し遂げたのだ。


それが数か月・・・数年　続けられた。
オーヴァードの血肉をエフェクトで変えたとはいえ取り込み続けた他の実験体は既にその形を失った。

影へと溶け堕ちた彼らを彼女は取り込み、彼女は特異なレネゲイド【ウロボロス】へと覚醒した。


彼女の覚醒と同時にUGNのテレーズ配下の部隊が施設を強襲し、迎合するようにホワイトも影となった仲間たちと共に反抗を開始した。

そうして彼女はUGNへと参加する。彼らの願った、【飢えない世界】を目指し。今よりマシな世界を作るために。
彼女はUGNで行動していくだろう。