容姿・経歴・その他メモ

「俺は天光彰、15歳。FHチルドレンだ。分からない事が多くて迷惑をかけるだろうが、これからよろしく頼む」

「真っ当な人生を送る方法……何度考えてみても難題だ。よし。まずは教わった通り、焼きそばパンを買って来よう」

天光彰。ノイマンピュアのオーヴァードであり、FHチルドレン。
性格は真面目だが、一方で素直でもある。落ち着いた雰囲気なのでクールだと思われる事もあるが、そんな事はない。
出身は本人が覚えていない為、不明。天涯孤独の身であり、物心ついた頃には孤児院にいたらしい。その後、FHによって孤児院からセルへ移され、FHの研究者によって、精神強化技術の実験の被検体にさせられた。
だが、その中で彼は、奇跡的にその技術に適合し、オーヴァードに覚醒した以外の後遺症も無かった。これによって精神強化技術はそのシステムが確立され、実験も終了した。
しかし、この実験を行った研究者は、その後間もなく、何者かの襲撃に遭い、倒れてしまう。

「こんな事ばかりしていたら、こんな結末を迎えるのも当然か」

彼は最期に、何を思ったのか、実験の成果であるドライバーを、被検体に手渡した。

「気まぐれだ。その力を使って、お前は真っ当にでも生きてみろよ。お前にはその権利がある」

それが、彰の聞いた、始まりの言葉だった。

その出来事があった後、彼はFHセル"ナイトメアグレイブ"に、正式にFHチルドレンとして加入する事になった。
しかし、彼は加入したはいいものの、"ナイトメアグレイブ"の閉鎖的な雰囲気に、「思ってたんと違う」と憤慨。
諦めずに、自分の目指す「真っ当な人間」になる為、「真っ当な人間」とは何か、それに必要なものはなんなのか、同じセルの者達に聞いてみたはいいものの、当然ながら似たような境遇の者達ばかりなので、日々進展がなく、辟易としている。

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