容姿・経歴・その他メモ

ショコラティエ志望だった女性。セッション開始時点の1年前に任務内で死亡。

※呼び方等
・一人称：私
・西園→光崎：「光崎くん」
・光崎→西園：「霧香さん」

●西園の生い立ち

一般的な家庭で生まれ育った、オーヴァードということを除けばいわゆる“普通の女性”。

両親がショコラティエであり、自宅兼店舗でチョコレート菓子専門店を経営している。そんな両親に憧れて子供の頃からお菓子を作るのが好きで、よく両親の真似事でチョコレートを作っていた。将来の夢は、ショコラティエになって両親の店を継ぐこと。

そんな彼女が小学生の頃、バレンタインデーに友達にチョコレートを渡そうと手作りでチョコを作り配ったとき、それを食べた人達が次々に嘔吐、失神、興奮状態に陥るなど様々な症状を発症。小学生が引き起こした原因不明のバイオテロだと一時周囲は騒然となるが、レネゲイドの仕業だといち早く察知したUGNが事態を収集させ、彼女を保護した。
この事件に関係した人物には記憶処理がなされ事なきを得たが、これがきっかけで彼女は自身がソラリスのオーヴァードへと覚醒した事実を知る。

それ以来UGNチルドレンとして小佐古支部に配属され、日常生活の裏で非日常の世界へ足を踏み入れることとなった。

●光崎との出会い

光崎とは、彼が小佐古支部に引き取られて来た時に出会う。このとき光崎は小学６年生（１２歳）、西園は高校３年生（１８歳）。 ※６歳差

両親を失い、支部も移動となり精神的に不安定だった光崎が、小佐古支部配属直後に賢者の石の力を暴走させてしまいそうだったところを、ソラリスの力を使って鎮めたのが最初の出会い。
無尽蔵に力を暴走させ周囲の人々を無作為に殺戮しそうだった彼に、ソラリスの因子を詰めたビターチョコレートベースのボンボンショコラを半ば無理矢理食べさせて暴走を鎮めた。
当時12歳だった光崎にはそのビターチョコレートはあまりにも苦かったが、殺戮者と化す直前の曖昧な意識の中ではほのかに優しい味がしたという。
それ以来彼にとって彼女が作るビターチョコレートベースのボンボンショコラは「苦くも優しい味のする特別な食べ物」となった。

両親を失って塞ぎ込んでいた光崎の性格に加えて、いつ暴走するか分からない賢者の石の力を恐れて周囲から遠巻きにされる彼を見て、西園は何かと彼の世話を焼くお姉さん的存在となる。

ショコラティエになることが夢という彼女は、よく自作のボンボンショコラを彼にあげたり、自宅兼店舗の厨房を借りてチョコレートを作る際に彼を呼んで一緒にチョコレートを作ったりしていた。

そうやって西園と親密になるにつれて光崎は無自覚に彼女に恋心を抱くようになるが、「6歳差」という、この年頃の子供にとってはとてつもなく大きい歳の差ゆえに、彼女が生きているうちに彼がそれを自覚することは無かった。

●シナリオ開始から1年前の出来事（RHOに関わる出来事）について

高校１年生（16歳）になった光崎は、製菓学校を卒業し両親の店で見習いショコラティエとして働く西園（22歳）と共にチョコ作りの腕を磨き、プロ顔負けの腕前になっていた。
また、賢者の石の器となっている光崎の肉体の成長と共にその扱いにも慣れてきていたが、過保護な支部長の方針で未だに任務に出してもらえずフラストレーションの溜まる日々を送っていた。
一方の西園は日々最前線で任務にあたっており、「いつか光崎くんが任務に出るようになった際は、バディを組んで一緒に戦いたいね。光崎くんになら安心して背中を預けられそう。」などと光崎に話していた。

西園と一緒に任務に出たいのに出してもらえないフラストレーションを爆発させた光崎は、大人のエージェント達の任務にこっそりとついていった。
彼からしたら「自分の身くらいもう自分で守れるから大丈夫」という軽い気持ちであったが、任務先である廃工場にたどり着くと、小佐古支部のエージェント達が全滅しているのを目撃してしまう。
光崎も今回の任務の標的である“A.R.E.A.”新江晶に見つかってしまい立ち向かうも、動揺と恐怖から賢者の石の力をうまく扱うことが出来ずに敗北してしまう。動かない身体と遠くなる意識の中で彼が最後に見た景色は、A.R.E.A.が西園を撃ち殺そうとする瞬間であった。

その後病室にて目を覚ました光崎は、支部長よりあの場から帰ってきた人間は自分だけであることを聞かされる。遠くなる意識の中で見た景色は夢や幻ではなかったこと、西園が死亡したという事実を知った光崎は、大きな悲しみに包まれる。
彼女や支部の他のエージェントに対して何もできなかった自分に対して後悔や歯がゆさを募らせながらも整理の付かない心の中で、自身が西園に対して抱いていた感情が恋心であったことを自覚する。
彼女の遺したボンボンショコラ（ビターチョコレート）を食べながら、彼女を守れなかった後悔と自分の気持ちをもう一生伝えられないことに対する絶望で涙が止まらなかった。


西園の死から1年が経った現在でも、光崎はノイマンのイージーエフェクト「写真記憶」により西園との楽しかった日々や彼女の最期の姿が忘れられずにいる。
それはすなわち自身が彼女に抱いていた恋心やそれを伝えられなかった後悔も同時に思い出してしまうことであり、彼女に対する感情を未だに整理できずに日常を過ごしている。
また、ショコラティエとしての腕を更に磨いた光崎の作るボンボンショコラは支部の人間に大人気であるが、彼女との思い出が多く詰まったビターチョコレートはどうしても人にあげる気にはなれず、作りはすれど自分で食べては複雑な感情を募らせる日々を送っていた。

一年前の出来事で大怪我をした上に精神的にも大きな傷を受けた光崎を気遣って、支部の大人たちは焦るなと彼に言い聞かせる。自分を大事にしろと言って過剰に保護しようとする。

違う、そんなことを望んでいるんじゃない。倒したい、あいつを倒したい！倒して、一人前になってやる。彼女の無念を晴らしてやる。

一年前の事件をきっかけに、西園がいつも言っていた「世界一のショコラティエになる」という夢を光崎が代わりに追いかける決意をするとともに、必ずA.R.E.Aを見つけ出して仇を取ってやるという覚悟を決めた。

そのためには、一刻も早く一人前のチルドレンとして認めてもらい、任務に出してもらわなけれなならない！

●西園の能力について

白い霧状の薬物を発生させ、生物へ影響を与えることができる。
簡単に言うと「歩くバイオテロ発生装置」。
霧は液体化、固体化させることができ、食べ物や飲み物に混入させることが出来る。
味や匂いも変幻自在。

●戦乙女と狂戦士→アッパー系
　→バイオテロ的にはそれを飲み食いした人が興奮または発狂状態に陥ったりとか。

●眠りの粉、流血の胞子、トラップスライム→ダウナー系
　→バイオテロ的には
　　①眠りの粉：睡眠薬的な。飲み食いしたら意識を失う。
　　②流血の胞子：毒物。飲み食いしたら内蔵や血液からダメージを受けて、体調が悪くなったり吐血したり。主に循環器系に作用。
　　③トラップスライム：毒物。飲み食いしたら筋肉が麻痺したり弛緩したり。主に神経系に作用。

●エクスプロージョン→一矢報いる攻撃技

もし彼女が死亡せず将来的に光崎とコンビを組んでいた場合、女王の降臨でセットアッププロセスに戦乙女（８０％超えたら狂戦士）をかけつつ、自分のメインプロセスでトループを倒したり敵にデバフをかけたりする、みたいなイメージの戦闘スタイル。

アイコン：「ゆち式女子メーカー改二」様

光崎律のセッション開始前のイメージソング：「Bittersweet/嵐」
https://music.youtube.com/watch?v=4bXFxO2VEWU&feature=share

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