容姿・経歴・その他メモ

風に靡いてふわりと揺れる薄桃色の艶めかしい長髪に、まるでルビーの如く輝く美しい瞳。道行く人々が思わず振り向いてしまう程に端麗な容姿を持つ女性。
その正体は、およそ百年前、まだオーヴァードの存在が定義されていない時代に『吸血鬼』と呼ばれ、恐れられていた一族の末裔である。沢山の期待を込められながらこの世に生まれてきた彼女であったが、貴族として生活している内に矜持を捨ててまで自分達の地位や財産に固執する家族や、自分達の権力を蛮族の様に振り回し、それを誇示する冷め切った世の中の流れを知ってしまう。失望した彼女は自立が可能になった頃に家から逃亡、世間から外れた辺境の地へと移り住んだのだった。

そうして人間社会から離れおよそ100年ほど経った頃、気まぐれで人間界に降り立った彼女は、時代の変化、そして100年前では知り得なかった、人の持つ心を突き動かされる程の強力な想いの存在を知る。
今まで心を動かされる様な経験の無い冷め切った生活をしてきた彼女にとって、その存在は人生観を変えるに値するものであった。
彼女は、人が持つその想いの力を『熱』と表現し、『熱』が持つ、潜在性や可能性を知る為、人間社会へ再びその身を宿す事を決めたのであった。

UGNとはその過程で出会い、現在は生活の為の資金を稼ぐ職場兼『熱』を探すきっかけ探しの基点として活用している。

現在はホストとして活動している七瀬レイジに『熱』を感じており、所謂ホス狂と呼ばれる存在となって、自分の財産を可能な限り彼に費やしている。
ちなみに、彼女自身は自分に対しての頓着が然程無い為、自分がホス狂と呼ばれる様な存在となっている事を自覚しているが、それに対して思うところも無い模様。
また、吸血鬼と呼ばれていた一族の血を引いてはいるが特に吸血衝動等は無く、ニンニク等が苦手と言った事も無い。ただし、鉄分の多い物は食の好みとして好ましく思っており、レバニラ定食やお寿司等を振る舞われるとわかりやすく機嫌が良くなる。

一人称は私、二人称は貴方、三人称は彼、彼女に加えてあの子、あの子達等

歌唱力、ダンス力共にプロに引けを取らないレベルのポテンシャルを持っている。ただし、貴族時代に嗜んでいた程度の経験しか無い為現状は社交ダンスや洋楽といった高尚な物しかこなす事が出来ない。

また、幼少期からオーヴァードとしての力を発現していた為か能力の練度は非常に高く、柔軟かつ自由に能力を扱う事が可能。
例:赫き剣で武器を作り出す際、完全に破壊されない限りは一度作った武器の形状を自由に変化させる事が出来る。

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