容姿・経歴・その他メモ

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【10歳】
やば密教新興宗教信仰小学生。
現在は遠縁の親戚に引き取られ、居候している。

宗教家の両親のもとに生まれ、幼い頃から仏教の教え(密教・真言宗系新興宗教)に触れてきた。
5歳の頃に、教えを妄信的に信仰し家庭生活をまともに送れなくなり自己破産をおこしていた両親は一家心中を計る。
しかし、結果的に両親だけ死にソワカ一人生き残ることとなる。
両親の悪評は親戚内でも周知されており、その子供であるソワカは「自分たちの生活に悪影響を及ぼすのではないか」「自分たちの子供の教育によ良くない」「面倒ごとに関わりたくない」など様々な理由から親戚の家をたらい回しにされていた。
小学校にあがると同時に母方の遠縁の、子供のいない老夫婦(武治さん・みどりさん)に引き取られる。

両親がいた頃は、常に両親の目の届く所(教会・家など)にいたせいで同い年の友達ができず、また何年にもわたるネグレクトのせいで、【空想の遊び友達『ミイロ様』】を造りあげ一人遊びをするようになった。
やがて、両親の自殺、たらい回しにされる幾度にも及ぶ環境の変化となじめない疎外感などの過度のストレスにより『ミイロ様』を自分だけの神様として信仰するようになる。(5歳頃)

素直で無邪気な性格。馬鹿正直で言われたことを何でも信じてしまう。
元々は感受性が豊かで、感情移入をしやすい。それ故、壊れないように防衛手段として『ミイロ様』を造り出し依存している。
(無意識のうちに自分の精神状態をコントロールが上手く出来ている状態。)
基本的には優しく他人想い。
『生きていることはくるしいこと』を信じているから「なんでみんな生きてるのかな？」「殺してあげた方がいいのかな？」「輪廻転生？が苦しいことなら無くすのにはどうしたらいいのかな？、」と考えている。
他人からの悪意には鈍感(無意識にシャットアウトしている)。

ソワカにとって『ミイロ様』は優しいお兄ちゃんであり、友達。
護ってくれる、居なくては生きていけない存在。
『ミイロ様』のいうことは全て自分のためで、正しいもの。と考えている。
自分は『ミイロ様』の花嫁で、大きくなったら結婚する。

いつも抱いている狐の大きなぬいぐるみは、『ミイロ様』の話をよくするソワカのために、みどりさんが作ってくれた。
たからもの。ぎゅっとできない『ミイロ様』の代わりにいつもぎゅっとしてる。

【30歳】
自己矛盾を抱えた狂人になりきれない狂信者。
現在は信仰対象であり、唯一の家族であるミイロ様と2人暮らしをしている。

共に暮らしていた育ての親(武治さんとみどりさん)は数年前に他界した。
10余年という家族として過ごすにはあまりに短い時間だったが、ソワカに"しあわせな家族"の欠片を与えてくれた。

現在のソワカの世界は、ミイロ様、一、ソラで完結している。
オーヴァードになった後も学校に通い、UGNに協力し、協会に加入するなど他者との関わりはあったが、心を許せる存在、大切な存在は後にも先にも上記の3人以外できなかった。
その為、ミイロ様、一、ソラとの関係をとても大切に思っており、過度に依存している。
また、一とは10年程前より直接会えず、5年程前より連絡が途絶え消息不明となっている。
友人関係やただの家族ではずっと一緒にいることが出来ないことから、『結婚=ずっと一緒にいる方法』という思考は変わっておらず、自分のことをミイロ様の嫁だと考えている。

今でも『生きていることはくるしいこと』を信仰している。つもり。オーヴァードになったことにより、以前よりずっと死は幸福という思考に近付いている。しかし実際は信じきれておらず、大きな自己矛盾を抱えている。
本当に死が幸福だと考えているならば、大切な人ほど殺したいと考え、また自分も死んで両親の元へ逝きたいと考える筈。
そう出来ないでいるのは、死が幸福だということを信じきれていないから。
ミイロ様が人間を殺すのを止めるのは、ソワカの無意識的な自制の現れでもある。

純粋で、人の悪意を感じなかった子供の頃に比べ、大人になるにつれ、世の中には悪意があることを認識するようになった。
悪意を認識出来たからこその自己防衛の方法として、大切な人とそうじゃない人の区別をはっきりとつけられるようになった。

ソワカにとっての幸せはツリーハウス。
あのツリーハウスでソラと一とミイロ様と、みどりさん達が持たせてくれたお菓子をたべて、毛布にくるまって寝たあの時間とあの場所。
しあわせの形が、小学生の頃のたのしかった1日から進んでいない、大人になりきれないまま育った大きな子供。
大事な幸せを守るために、少しの期待を胸に、月に一度程足を運んでいる。

大学の研究室にいつかの夏の日にとったタナゴの子孫がいる。

一人称：ボク。二人称：キミ。

▼【ミイロ様】について

ソワカの造り出した「空想の遊び友達(イマジナリーフレンド)」
ソワカ曰く黒くて(紺)ふわふわしてるお兄さん。
ミイロ様にとってソワカは、かわいい弟であり、友達であり、かわいそうな人の子である。
ソワカを護ることを第一としており、いけないこと以外(殺しなど)に対しては基本的に全肯定BOT。
造られた存在という自覚があり、ソワカの知識から生まれたため偏った考えだとわかっているが、それでソワカが護られるならよいと思っている。

「生きてる人はみんな迷って苦しんでいるんだよ。だから死んで極楽浄土に行くんだよ。」
「死ぬことは悪いことではないんだよ。」
「お父さんとお母さんは死んで、極楽浄土に生まれなおして、しあわせになったんだ。これはとてもいいことなんだよ。」
「ソワカはとてもいい子だね。」

一人称：俺。二人称：君。

▼大隈 一（おおすみ はじめ）について

小学校1年生の頃からの親友。
除け者にされがちな自分と仲良くしてくれる優しい大好きな存在。
『ミイロ様』のことを信じてくれる数少ない人のうちの一人のため、よき理解者だとも思っている。
宿題をよく教えてもらったり、分からないことを聞くと、教えてくれたり、一緒に考えてくれるので、とても頼りにしている。

鬼ごっこや、かくれんぼより、工作的な遊びや、図鑑を見ながら生き物の研究をしたりなどの遊びをよくする。
はじめくんのすきな、オカルトの本を一緒に読んで話を聞くのも好き。
夏休みの自由研究で、一緒に作ったものが金賞をとったこともある。


いつかの時に『生きていることは苦しいことなのか』と言うことの答えが出せずに相談した。
一はソワカのことも、ソワカが信じるミイロのことも否定せず、「ミイロ様は天国がどんな場所か知っているから幸せだって言うんだと思う。」「苦しいこともあると思うけど、生きていたら幸せなこともあると思う。」「ゆっくり生きていて幸せなことを見つけていこう」そう言ってくれた。
一の言葉に、それが自分の探している答えなのかもしれないと思い、日々意識しながら過ごすようになる。

▼イメソン
『ソワカの声』きくお
『サマータイムレコード』じん

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