元々は別のセルで姉と共に任務に励んでいた。仲もよく、抜群のコンビネーションで任務をこなし、非常に期待されたコンビだった。が、よりにもよって重要任務の最中、作戦行動の中核にいた姉がUGNへ離反。なんとか被害は最低限にしたものの、裏切りに気が付かなかったことを理由に全責任を負わされることに。失敗をとり返せと無茶な任務ばかり割り振られたり、サンドバックのような扱いを受けたりと散々な目に合う。

その生活の中でノラは姉への怒り・恨み・憎悪を募らせ、姉への復讐を決意。強さを求めて、無茶と知りながらも、幽鬼の様になりながら任務をこなしていた。…最もそのままでは命を削って早々に死んでいただろうが。

転機は所属セルがユグドラシルに取り込まれたこと。そこでラーシュと出会い、会話を交わし、彼の直属配下の一人となる。ノラは彼の為に力を貸し、ラーシュは勝ち上がる為の手法を教える…その取引は今でも続いている。

無慈悲なる殺戮者であり、破壊工作に長けている戦闘要員。戦闘スタイルはねじくれた槍に炎を纏わせての刺突。怒りというスイッチが必要であるため、戦闘中はそうは見えないが、しっかりと教育をラーシュの元で受けたため知恵も働く。また敵相手の毒舌・煽るようの言葉をよく口にする。特にUGNに対しては辛辣で「ヒーロー気取りの偽善者」と言って、かなり辛辣。

日頃の口調や身振りはラーシュの元で身に着けたもの。その他社会で生きていくための知恵や技能を仕込まれているので、何も知らない人が見ればどこぞの高貴なご令嬢のように見える。ラーシュ曰く、その状態でも瞳は誤魔化しが足りないらしく、その激情でギラギラとしているのが見る人が見れば分かるらしい。

表向きには読書が趣味と言っているが、実際は無趣味状態。読書や社交ダンスなど色々やっているが、全ては上へ上り詰めるための教養のため。経済学や心理学なんかにも手を出しており、完璧淑女に見えるように日々邁進中。ただ、甘いものが好きなのは真実で、一番好きなのは「ココスボール(出身であるノルウェーの国民的おやつ。フワフワマシュマロを薄いチョコの膜で覆い、ココナッツを振りかけてある一口大のお菓子。雲を食べたようなくちどけ。)」であり、それが食べられる秘密のカフェがお気に入りらしい。

上を目指すことに全てをかけており、執念深い。また、嫌いなものにはとことん嫌悪を向け、徹底的に傷だらけにしようとする。UGNに対して「偽善者」「正義のためなら何をしてもいいと思っている傲慢」などと言葉をかけるのは、相手の善性やプライド等を折ろうとする表れ。徹底的に相手を惑わせ、相手が迷いの果てに自分からそれを捨てるように囁きかける。そして、思惑通り捨てた人間を見て笑うのだ。「ほら、結局偽善にすぎない」と。