《炎の理》で熱に目覚めたい。執着するものを見つけたり、手放せないものを手に入れるような。

シナリオ展開的に蛇足なら切ります。

どうしても彼を従わせたい場合、「これは任務だ」と言ってください。
98%は従います。

(※キャラクターの価値判断基準用の過去なので、シナリオ中に拾わなくても大丈夫な内容です)

彼にはオーヴァードとしての素質があったらしく、両親によってFHに売られた過去を持つ。
両親との関係性も良好なものではなかったらしい。

FHでは遺産を無理に適合させる実験施設に送られる。
遺産のうちの一つが暴走し、サラマンダーの炎の力が必要となったその時。

彼は、力を扱うことができなかった。
目の前の惨状を恐れたか。自分の能力を恐れたか。
彼は炎を纏うことができなかった。

事件を聞きつけたUGNが駆け付けた時には、施設は半壊。
遺産は散逸し、FHは彼らを見捨てた。
生き残っていたのは、"Ice Age"に適合した彼一人だけだった。

火の気のない彼だからこそ、"Ice Age"は彼を選んだ。
彼は何かを諦めたように、己に見切りをつけたように、燃え尽きた後の世界を淡々と生きている。
彼の炎がまだ燃え尽きていないことは、"Ice Age"さえも知らない。

作戦中に一度辞表と遺書を叩きつけ、UGNを辞めたが、後に復帰。
保護した少女と共に好きな食べ物を探す食べ歩きや、一面ネモフィラの公園への旅などを続けている。

あれ以来、炎の力は出せなくなった。
だが、彼の心と瞳には、今も炎が宿っている。

復帰後の初任給は本当に振り込んだ。
ネモフィラのポストカードを添えて。