普通の家庭で生まれた、でも生まれつき身体が弱くてほとんど学校にも通えなかった、だから私の世界は家か病院だけだった。
それでも両親に愛されて、毎日私の為に時間を割いてくれて、たくさんお話をしてくれるだけで私は充分幸せだった。

同学年の子達が小学校を卒業するころ、私の病状は急激に悪化してた。
こんなに病状が急に進行するのは何かおかしいと思ったけどそれも仕込まれた罠だったんだ…。
私の身体は弱かったけどレネゲイドに対しては普通の人とは違う特異体質だったらしい、それ故に記録計画の非検体に選ばれ病状の悪化で死んだ様に見せかけ非検体として私を回収した。

カプセル型の装置に入れられた私は何が何だんか分からないまま私は『恐怖』を感じながら長い月日を過ごした。

救出された私達14人の非検体で唯一私だけが意識を取り戻した。
意識が戻った私はどうなってるのか全部聞かせてもらって全てに絶望した…。
しばらく立ち直る事が出来なかったけど、PC6との出会い、両親は私が死んでもまだ愛してくれてるとしり徐々に生きる気力を取り戻していった、もう会う事が出来ないとしても両親が生きているこの日常を守りたい。
だから私はUGNに所属する事にした。
もうひとつ私には目的がある、私達をこんな目に合わせた春日唯一を見つけだす。
復讐の為でももちろんあるけど、1番は残った13人の非検体を目覚めさせる事だ。UGNにも彼等を目覚めさせる事が出来なかったけど春日唯一ならそれが出来る筈だ、いや出来なくてもやってもらう。
私は戻れなかったけど彼等のうち何人かだけでも日常で待ってる人がいるかもしれない、そうじゃなくてもこれ以上こんな馬鹿げた事に人生を奪われるのはあまりに彼等が可哀想だ。
だから私は戦いながらその機会を追っている。