容姿・経歴・その他メモ

「正しいことをしたけりゃ偉くなれ。ってドラマのセリフだったか。そりゃ真理だ」
「俺が何もしなくたって、若い奴は理想に走る。そこには誰かがいるべきだろうな」

最近支部長に就任したUGNのエージェント。現在は市街地にある委員長風メイド喫茶「メイドカフェ風紀委員」のオーナーという肩書。支部の隠蔽のため成り行きで始めた事業だが、優秀な店長（支部員）とメイドのキャスト達（だいたい支部員）のおかげで売上は上々。実態は、市街地に表のシノギで進出しつつある鴻央会直系組織への警戒と調査が目的だとのこと。

UGNの構成員だった両親のもとに生まれたが、覚醒はかなり遅く20歳近くになってから。その覚醒も「気がついたら使えるようになっていた」という無自覚なもの。だが覚醒後はものの半年足らずで並のチルドレンを圧倒する実力を示すようになる。善海楽土に出会ったのもこの頃。どれほど過酷な任務からも帰還すると高く評価されていた。

だが周囲の妬みや嫉みは、文句のつけようのない活躍をする彼ではなく両親へと向けられ、徐々に距離が生まれた。やがて彼はアールラボ直下の装備開発部門への転属を命じられる。周囲からの嫉妬と非難に辟易した両親が彼を後方に追いやったとも噂される。

彼が前線から姿を消してからしばらく立った後、善海楽土の参加した作戦が失敗したという報告がもたらされた。
周囲の都合で身動きが取れなくなった挙げ句のこの知らせにしばらく鬱屈していたが、理想に走る若者、敷島あやめを眼にしたことで徐々に心境が変化する。

「自分が腐っていたところで、こういう子が前に出ていくだけなんだ。それじゃあの頃と何も変わらない」

その後、霧谷雄吾のもとで日本支部に大鉈が振るわれたこともあり、彼は再び前線に赴く。FHのエージェントからは忌避を込めて「アンウェルカマー（招かれざる者）が戻ってきた」と唾棄されたが、彼はこのネガティブな名称を自分の２つ名とした。「本当にいるべきだった戦場」から遠ざけられていたとき、何もしなかった自分への自戒を込めて。

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