容姿・経歴・その他メモ

出自

生物学的性別は男であるが、性自認と性的嗜好に定まりがない。よって、一人称は時と場合によってコロコロと変わりやすいが、真面目な場面であれば自身を「私」と指す。
両親はなかなか子供が授からなかったらしい。その不妊治療の末、ようやく生まれてきた一人息子であった。幼いころは、蝶よ花よと育てられたが、小学5年の時、自分の性別がわからないと言葉をこぼすと、急に父親が殴り掛かってきた。両親から2時間ほど暴力を受けた後、1人でなんとか病院まで駆け込み、1か月ほど入院をすることになった。全治4週間であった。その後、彼は看護師との会話で、自身がクエスチョニングであることを自覚する。
そういう経緯があって以降、実の両親からあまり良い扱いを受けていない。古典的な考えを持つ彼らにとって、性別の定まりがない彼は畏怖たる対象であったのであろう。だからこそ、強く当たられ、暴力を振るわれ、それなのに過度な期待をされることが多かった。楽観的でマイペースかつ、なにかに縛られることを嫌う彼は、次第に外で一日を過ごすことが多くなっていった。図書館で本を読んだり、友達と遅くまで遊んで泊まらせてもらったり。
真花とは、小学校時代から仲が良く、彼の家庭事情もよく知る間柄である。家に泊めてもらったこともある。幼馴染、というやつだ。中学3年のころ、進学先を迷っていた彼に、N高に行こうと声をかけてくれた。なんとなく心配で、1人にできないからという理由から誘われたものだったが、学力や内申点が足りないわけでもなかったので、共に進学することを決めた。
人当たりも良く、成績優秀なため、『優等生』だと周りには見られている。両親がそうあることを望んでいるから、これ以上ひどい扱いを受けないためにその地位を確立したが、後述する性格的に、そう持ち上げられるのは恥ずかしいのであまり好きではないらしい。

性格

基本、明るく優しい。人懐っこく、本人にも「誰とでも仲良くなれる」という自負があるほど。とはいえ、仲良くなれるのはその場限りであり、本人はこれを「その場陽キャ」と言い、自虐している。常に人に囲まれているよりかは、1人でいるほうが好き。昔なじみの友人であれば、話は別だが。
楽観的で、マイペース。今が良ければそれでよし。刹那主義者。未来のことはあまり考えていない。自分の行動で救われる人がいるなら、それはそれで嬉しい。
責任感は強く、受けた頼みは最後まで遂行する。もちろん、内容によっては断る頼みもある。
また、『ハグ』という行動が好きであり、世間的に言えばハグ魔。人の温もりを全身で感じられるから安心できるのだという。これは両親からの愛情が足りていないせいであることを、本人は自覚していない。

能力について

自身が聞くことの出来る全ての周りの音を反響させ、相手に凶器としてぶつけたり、シールドにしたりすることが可能。
前線での戦闘、戦闘の補佐などを得意とする能力。能力により反響させた音は個体では無いため、人命救助にはあまり向いていない。どちらかというと戦闘向き。
レネゲイドの副作用として、他の人よりも高めの周波数も聞き取れるようになった。（低周波数は聞き取り不可）
物音、機械音、話し声など、20Hzから25,000Hz以上の周波数を発する音が対象。（普通、人間は20,000Hzまでしか聞き取れない）

HOについて

N高校に通う高校2年生。綾瀬真花という少女と幼馴染で仲が良く、おせっかいを焼かれている。真花は彼の家庭環境や性別に関することをよく知っているただ一人の人物であり、彼も信頼している。
最近、真花が男子にかわいいと噂されているのを知っている。なんだか変な気持ちでいる。

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きになる木
水晶の目　光の裁き

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