登録名：木暮 遼斗《こぐれ りょうと》
コードネーム：白々しく踊れ《マエストロ》
性別：男性
出身：日本
誕生日：5/5
身長：174cm
体重：64kg
血液型：O型
所属：UGN
ブリード：ピュアブリード
シンドローム1：オルクス
シンドローム2：―――――
シンドローム3：―――――
特記事項：遺産《黒曜石のナイフ》の契約者

立ち絵メーカー：海ひつじ屋め～か～🐑
立ち絵メーカーURL：https://picrew.me/ja/image_maker/2151243

・戦闘適性：B
・継戦能力：C
・命令順守：B-
・陣頭指揮：A+
・社会適性：B
・RC技術：A
・衝動耐性：C-
・特異能力：B

10年前にFHの引き起こす事件に巻き込まれ覚醒、その後の戦闘の中で覚醒の原因となったジャーム(同級生)を勢い余って殺してしまう。そして、ジャームの所持していた遺産を引き継ぐ形で《黒曜石のナイフ》の所有者となる。
以降はイリーガルとして活動していたが、5年ほど前にエージェントとして登用され現在では渕上市支部の支部長を務めている。
支部長としては優秀……どころか勤務態度は悪い寄りの評価をせざるを得ない。
YouTuberとして狩猟や料理の動画を上げているようだが、そちらに気を取られて支部長としての職務を後回しにして期限ぎりぎりで忙殺されている様子がよく観察されている。
最近、YouTubeで銀の盾を貰ったらしく、喜んでいる。仕事は滞っている。
そんな彼がなぜ支部長に任命され、その立場を維持し続けているのか。その理由には、上層部の意向が絡んでいるとも噂されている。
実際、渕上(ふちかみ)市は日本地図をUGN内部の勢力図と照らし合わせると――【検閲済み】――(穏健派と革新派の勢力地域の境界線上)に位置している。
それがどのような因果を持つのか、それを知る者は少ない。少なくとも彼本人は知らない。
なお、渕上支部の人員の3割は改革派や保守派、中立派や対遺産部隊、その他派閥などの息のかかった者……言ってしまえばスパイや監視員が占めている。これはさまざまな思想が入り乱れた結果と言えるが、かなり混沌とした様相となっていることも事実である。
一方で、そう言ったものはすべからくUGN内部の人間ないしは秩序維持側の存在であり、FHやギルドなど社会に害をなす組織の息がかかった人員はすぐさま排除されている。その点から、彼は監視員達をあえて受け入れている、と考えられる。

本来は自身に使用する《透明存在》を複数本のナイフに対して使用し、《テレキネシス》の応用で遠隔操作することで、領域内を飛び回る不可視のビット兵器のように用いる独自の戦闘スタイルで戦闘を行う。
主力となるナイフの動きは彼の指の指す方向と一致しているが、主力でありつつある種の囮の面を持ち、その攻撃のみに気を取られるとそれ以外のナイフが急所を狙い切り裂く。
そのためか、戦闘時の動きはまるで、戦場で指揮をしているかのように見えるという。それは彼も自覚しているようで、たまにわざとらしいまでに指揮っぽい動きをして遊んでいる節がある。あるいは、戦場に似つかわしくない動きを取ることで意識を撹乱する狙いがあるのかもしれない。遊んでいるだけかもしれない。
ともあれ、複数本のナイフを自由自在に操る操作能力は本物であり、かつてはイリーガルやエージェントとして戦闘任務に多く従事していたことからも、立場だけのお飾り支部長で無いことが伺える。

彼の領域は「隠匿性」、「残留時間」そして「知覚」に特化している。
彼が用いる領域(正確に言えば因子だが)は通常のオルクスシーンドロームに見られるような他者への干渉効果が著しく低い。
そのため、因子を用いた植物の操作などは不得手としている。一方で自身や所有物を除く他者やレネゲイド、その他さまざまな要素と競合せず共存できるという特殊な性質を備えている。それは他のオルクスシンドロームの領域も例外ではなく、もし仮に同じ場所に領域を展開した場合、一切干渉せず共存してしまうほどである。
害を与え得ることが出来ない代わりに害されないと言うべきか、あるいは誰も気に留めないが確かにソコにあると言うべきか、彼の用いる因子は物質的、非物質的問わず遮られることは無く、拡散および滞留することが出来る。
また、持続時間にも非常に優れており、散布されてから1週間ほどは一切の効果を損なわず(元々の効果が限りなく低いため最初から無いに等しいとも言えるが)存在し続ける。そのため、飛び石のように複数個所に領域を維持することも可能。正確に言えば、領域内部に本人がいなくとも機能維持が可能、というニュアンスであり、現在地から離れた場所に領域を展開することは出来ない。
この性質を利用し、彼は自身の担当地区である渕上市とお気に入りの山や海域などの狩場に領域を維持し続けている。
そして、その因子を通じて領域内の全てを知覚することすら出来る。もっとも、そんなことをすれば一瞬にして脳が焼き切れてしまうため情報共有はオフにしているが。
ただし、彼の散布する因子はその領域内で知覚された全てを立派な装丁の施された特殊な白紙の書物に蓄積し続けている。
その書物は《ミ―ミルの覚書》に分類される外付けの記録媒体であり、常時はただのレネゲイドウイルスとして彼の体内に保有されている。そして、彼が求めた時に物質として形成され、蓄積された情報の閲覧を可能にしている。
この書物は彼以外が見ても白紙でしかないが、彼には求めた情報が記されて見えるという。
また、この書物は元が彼の領域が収集した情報だからか、直感的な検索が行えるらしく、「三日前の不審人物」や「最近この市で流行ってる食べ物」「山菜の群生地」などの曖昧なキーワードからでも情報を引き出せる。
情報戦において強力極まりない能力だが、これの能力があるからこそ彼はサボり癖がついてしまっているとも言える。

遺産《黒曜石のナイフ》の契約者
刀身が血液を吸収し、定期的に血を求める……という本来なら大きな代償がある。
だが、彼は趣味で狩った動物や魚などを捌くのに使用しているためむしろ過剰に血を捧げている。
遺産が求める以上に供物(野生動物の血)をささげているという現状はある意味危険であるとの見解もあり、遺産所持者としても、彼は監視対象となっている。
遺産が増長して更に更にと求め始めた時、制御が出来なくなるのでは。そして、その時に彼の持つ情報収集能力は獲物の選定および逃走や潜伏などに用いることが可能であり、非常に強く危険視されている。
もしも彼がひたすらに捧げる血を求め秩序に仇をなす存在になった時、その鎮圧には通常の遺産保持ジャーム以上のリソースを割かざるを得ないだろう。

《P./N.》