容姿・経歴・その他メモ

◎概要
　中学校に通う傍探偵業を営むオーヴァードの少女。日本人の母とアラブ人の父を持つハーフだが、現在は探偵業の老人と2人で暮らしている。探偵としての腕は確かで、同時に高い戦闘能力も持つため、裏社会の一部では名が知れている。

◎容姿
　やや褐色の肌に、デコ出しのくすんだ銀髪。眠たげに細められた漆黒の瞳には隈が浮かんでいる。小柄で童顔なのでたまに小学生に間違われる。遺産の影響で首に浮き出た縄のような模様を隠すためにチョーカーを巻いている。緊急時に尻尾を直ぐに出せるようにするために制服のスカートは短めに改造してある。趣味と探偵業の実益を兼ねて私服の数が多い。(多少アレンジしてもらっても全然大丈夫です)

◎性格
　基本的に人を信頼せず、一人で行動することを好む。過去のある事件によりPTSD及び妄想性障害を発症しており、側からは分かりにくいが四六時中周囲に気を配り、存在しない母の気配に怯えている。とはいえオーヴァードとして一般生活を送る上での表面的な問題はほぼ無く、学校には少ないながらも友人も存在する。周囲からは口数の少ないダウナー系少女として認識されている。過去のトラウマにより摩耗して表に出ることはないが、根本の価値観や性格自体は年相応の少女のもので、甘いものや可愛いものが好き。

◎遺産・能力
　古代中国にルーツを持つリボルバー拳銃型の遺産、”女禍呪筒(じょかじゅとう)”の契約者。不当に虐げられ殺されかけている人物の元に出現し、原因を殺害させ契約する。“絶対必中”の権能を持ち、発射した弾丸が対象を何処までも追尾し、確実に命中させる。彼女は自身の能力とこの必中効果を組み合わせることで高い戦闘能力を発揮する。また、この遺産の契約者の特徴として、“蛟の緒”と呼ばれる尾状の感覚・演算器官が発現している。熱や大気の流れから高精度の空間認識が可能で、戦闘や捜査を行う際に重宝している。デリケートな器官なので、普段は服の下で自身の胴体に巻き付けて隠している。

　彼女個人の能力は「弾道の固定」。重力・磁力操作で弾丸を直進する軌道に固定し、途中でどのような力が加わっても弾道を逸れなくさせる能力。一見狙撃手向けの能力だが、この能力は“遺産:女禍呪筒”の必中効果と組み合わせることで真価を発揮する。対象を追尾するはずの弾道を無理やり直進軌道に固定することで、逆に対象の方を弾道に引き摺り込むのだ。弾速に合わせ命中するように引き寄せられる為、その移動速度は凄まじいものとなる。また、途中で弾道固定を解除することで相手の後ろから回り込むように軌道を操作したり、専用の非殺傷弾を使用することで味方を移動させることも可能。

◎来歴
　日本在住のアラブ人の父と日本人の母との間に生まれ、ごく一般的な幼少期を送っていたが、父が強盗殺人で逮捕されてから母親から虐待を受けるようになった。虐待は次第に激しさを増し、遂にはライラの命を奪いかけるが、出現した“遺産:女禍呪筒”で逆に母親を射殺、ライラ自身は覚醒したことで一命を取り留めた。この事件は表向きは事故として処理されたが、彼女に深いトラウマを残すこととなった。その後は探偵業を営む親戚の老人に保護され、助手として探偵業を手伝いながら生活していた。ライラが中学二年生となった現在では老人はほとんど寝たきりの状態となり、現状彼女がメインで探偵業を行なっている。

　家族(おじいちゃん)と笑い合って。友達と遊んで。当たり前を手にしたのに、それでも毎夜夢に見るのだ。額に穴の開いた母の夢を。私は何度も床を這い首を垂れ、許しを乞うのだ。
「ごめんなさい」

◎台詞
一人称:私
二人称:あなた/〇〇(苗字)さん

「ごめん、私今日用事あるから、また今度ね」
「一人の方が、気が楽なんだけどなぁ」
「少女だと思って足元を見るなら、こちらも相応の対応をするまでですので、どうぞご自由に」

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