容姿・経歴・その他メモ

[経歴]

　彼は元神城グループの社員であったUGN支部長である。
　
　もともとは一般家庭に生まれ、高校・大学と卒業し、一般社員として神城グループ本社へ就職した一般青年だった。
　入社後は人脈形成や人心掌握、用意周到さなどの才能を発揮し、すぐに社内の中核メンバーとして活躍するようになる。

　しかし、偶然の重なりで神城グループがレネゲイドという異常存在に関係していると知る。その際、遺物に触れてしまったことによりオーヴァードに覚醒した。

　覚醒後はより神城グループの根幹に近い部分で活躍するようになった。

　ある日、上司は彼にとある提案をした。なんでもUGNが特区：アルバスに支部を設立するということだ。そこで神城グループは、組織運営や財政運用に長けた社員を協力者として派遣することで、その事業に一枚嚙もうと考えた。

　そして人員選定の末に、若いながらもその能力で組織内で高い評価を受け、なおかつオーヴァードである豊崎が選ばれた。
　豊崎もまた、独立を考えていた矢先であったためにその指令を受諾、アルバス内の支部長の一人として活動していくことになった。


[人物像]

　中肉中背、ハーフ故の茶髪を持ったやや目つきの鋭い青年。その目つきを和らげるために伊達メガネをしている。

　やや整った容姿をしており清潔感のある様相をしている。本人の話口調や技術も相まって高い人心掌握能力を持ち、神城グループにおいても高い影響力を持つまでになった。出世欲はあるが、別世界ほどまではなくどちらかというと安定性の方を重視している。

　しかし、いざというときに挑戦を恐れるというわけでもなく、後述するように危険を承知で選択を行える度量も持ち合わせている。

[能力]

　人間的な能力としては、人心掌握術をはじめとした対人能力があげられる。

　また、オーヴァードとしても特殊な能力を持つ。もとはただ優秀なオーヴァードどまりであったが、神城グループの特別強化プロトコル（一種の人体実験）を受け、特異な性質を内包するようになった。
　また戦闘に関連して、マーシャルアーツを習得している。

[オーヴァード能力]

　彼のオーヴァード能力の特異性を一言で評すれば『不完全世界からの事象の抽出』である。

　不完全世界とは、思考や数式ではあるとされているが、可能世界（三次元的）に表現することが難しいものである。例えば矛盾をはらんだ命題。例えば光速を超えた速度。例えば四次元図形などである。
　彼はそれを三次元に無理やり出力することで、１点を中心とした一種の引力のようなものでからめとられた無機物的な武器を使用することができる。これは端的に言えば複数武器を１つの武器として収斂するという矛盾を成立させるととらえてもらえればいいだろう。
　彼はこれを用いることで戦闘を行う。

履歴

　『False sentence is』とは『This sentence is false. 』を元にしている。
　
　上記の文は日本語約にすると『この文は偽である』となる。これは矛盾する命題として有名なものであり、これが真であれば文は偽となり、そうなると偽であると言っているにもかかわらず言っていることが真となってしまう。逆も同様にその『真』と『偽』が永遠に続いてしまうため矛盾となる。
　これは自己言及のパラドックスと呼ばれるものだ。

　また、これは『不可能世界』とも関係性があり、『不可能世界』とは『可能世界』ではありえない現象を扱うためのモデル（世界）である。『可能世界』とはざっと言ってしまえば起こりえる現象全てを表すため、『不可能世界』で発生する現象は上記のパラドックスのような『可能世界』において適切に処理できない物事を指す。
　他には四次元空間や超高速移動なども指す。

『不可能世界とは起こりえない。しかし確実にある。そういう物事を指す。……であればオーヴァードは可能世界にあるだろうし、俺のこの能力は不可能世界に由来するものだろう』

　また、ミドルネームのgrowthは外なる神のグロースからきている。
　グロースは世界の破滅を告げる者としての役割があり、クトゥルフ世界における世界の破滅と言えばアザトースの目覚めであろう。
　ここで一つ疑問を覚える。この世界がアザトースの夢ならば白痴の王しかいない世界で夢の主は誰なのだろうか？真に夢ならば夢の主は本人でしかるべきだし、そうでなければ夢でないとなる。とにもかくにも、その真実を知るのは本人であるアザトースとそれを告げるグロースくらいしかいないのだろうか。
　そういった思いからグロースの名を入れた。

　あとは好きなサッカー選手から上記のインスピレーションを頂いた。愛してる上田綺世。

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