裕福な家庭に生まれだったが、両親が小さい頃に事故に遭ってしまい、兄弟がいない和音は天涯孤独となる。
遠い親戚の家に預けられ、小学校から今の高校までお世話になっている。
世話になっていることにどこか遠慮がちな彼は、親戚に迷惑をかけないよう優等生の振りをしてきたため、気付かぬうちに表情と自分の感情を偽るわることに慣れてしまっていた。
学校生活でも優等生な振りをしていた彼は、自分の感情を素直に表現することができるPC1：清瀬穂乃花に出会う。
誰にでも優しい彼女に恋に落ちた和音は、その感情を正しく伝えることができず、また理解できないでいた。
そんな中、彼はFHエージェントと出会う。自分の知らない世界、いつもと違う日常、偽らなくてもいい感情と衝動...
彼は自分がオーヴァードであり、その力があることを知った。

そして、彼は「ロストボーイ事件」を起こすことになる
全てはFHのマスターエージェント"マスターオーベロン"が企てたものとも知らず...

FHのマスターエージェント"マスターオーベロン"が企てた事件。
今から三カ月ほど前の4月、まだオーヴァードではなかったPC➀の賢者の石を狙って引き起こされた。

PC➀の体内に賢者の石が生成されていることを事前に掴んでおり、PC➀に想いを寄せるPC②を「キミのウェンディを連れておいで」と唆し、レネゲイドを覚醒させた。PC②と共にPC➀を誘拐しその自由意思を奪うが、その過程で切札 陽翔を死亡させてしまう。
PC➀の持つ力を使って浦河高校に通う生徒を覚醒させ"ロストボーイ"を選別しようとしたが、駆け付けたPC⓷達UGNとオーヴァードに覚醒した陽翔によってその野望は断たれた。

"マスターオーベロン"はPC➀の賢者の石を育てるためにPC➀自らの手で学校の生徒たちを覚醒させることで強いストレスをかけようとしており、事件後は大きな心の傷として残ることが予想された。そのためPC➀は陽翔の願いが聞き入れられ、レネゲイドの力の使い方ごと事件すべての記憶を封印されることになる。
PC②もまた、彼にとっての"日常"だと陽翔が強く主張したことにより処分は下らず、浦河支部の権限の下で経過が監視されている。
"マスターオーベロン"は戦いの後に行方をくらまし、以後の活動は報告されていない。

PC1：清瀬穂乃花への思いは未だに好きなままだが、前よりよりの執着心は無くなったと本人は思っている。
彼女の接し方がわからなくなり、どこかよそよそしいのは前回の事件での負い目があるからか、それとも別の気持ちなのか...
彼女を避けるような態度をしながらも、視線はどこか彼女を追っている。

({肉体}+{侵蝕率d})dx+0　【肉体】
({肉体}+{侵蝕率d})dx+10　【肉体】<白兵>
({肉体}+{侵蝕率d})dx+0　【肉体】<回避>
({肉体}+{侵蝕率d})dx+0　【肉体】<運転：>

({感覚}+{侵蝕率d})dx+0　【感覚】
({感覚}+{侵蝕率d})dx+0　【感覚】<射撃>
({感覚}+{侵蝕率d})dx+1　【感覚】<知覚>
({感覚}+{侵蝕率d})dx+0　【感覚】<芸術：>

({精神}+{侵蝕率d})dx+0　【精神】
({精神}+{侵蝕率d})dx+1　【精神】<RC>
({精神}+{侵蝕率d})dx+1　【精神】<意志>
({精神}+{侵蝕率d})dx+2　【精神】<知識：>

({社会}+{侵蝕率d})dx+0　【社会】
({社会}+{侵蝕率d})dx+0　【社会】<交渉>
({社会}+{侵蝕率d})dx+1　【社会】<調達>
({社会}+{侵蝕率d})dx+1　【社会】<情報：FH>

({命中率の10の位}+1)d+0　【●●】<○○>

セットアップ：空間圧縮Lv2
戦闘移動
:侵蝕+2

【1回目武器作成+攻撃】
マイナー:インフィニティウェポンLv2+ターゲッティングLv2
メジャー：コンセLv2+咎人の剣Lv2+巨人の斧Lv2+コントロールソートLv1
({精神}+{侵蝕率d})dx+10@8　【精神】<白兵>
({命中率の10の位}+1)d+29　【攻撃】
:侵蝕+16

【2回目攻撃】
マイナー:ターゲッティングLv2
メジャー：コンセLv2+咎人の剣Lv2+巨人の斧Lv2+コントロールソートLv1
({精神}+{侵蝕率d})dx+10@8　【精神】<白兵>
({命中率の10の位}+1)d+29　【攻撃】
:侵蝕+13

【1回目武器作成+攻撃】100%↑
マイナー:インフィニティウェポンLv3+ターゲッティングLv3
メジャー：コンセLv3+咎人の剣Lv3+巨人の斧Lv3+コントロールソートLv2
({精神}+{侵蝕率d})dx+10+1@7　【精神】<白兵>100%↑
({命中率の10の位}+1)d+40　【攻撃】
:侵蝕+16

【2回目攻撃】100%↑
マイナー:ターゲッティングLv3
メジャー：コンセLv3+咎人の剣Lv3+巨人の斧Lv3+コントロールソートLv2
({精神}+{侵蝕率d})dx+10+1@7　【精神】<白兵>100%↑
({命中率の10の位}+1)d+40　【攻撃】
:侵蝕+13

【1回目Dロイスあり+武器作成+攻撃】100%↑
マイナー:インフィニティウェポンLv3+ターゲッティングLv3
メジャー：コンセLv3+咎人の剣Lv3+巨人の斧Lv3+コントロールソートLv2+クリスタライズ Lv1
装甲無視　1シナリオ3回　制限100%
({精神}+{侵蝕率d})dx+10+1@7　【精神】<白兵>100%↑
({命中率の10の位}+1)d+43　【攻撃】
:侵蝕+22

【2回目Dロイスあり+攻撃】100%↑
マイナー:ターゲッティングLv3
メジャー：コンセLv3+咎人の剣Lv3+巨人の斧Lv3+コントロールソートLv2+クリスタライズ Lv1
装甲無視　1シナリオ3回　制限100%
({精神}+{侵蝕率d})dx+10+1@7　【精神】<白兵>100%↑
({命中率の10の位}+1)d+43　【攻撃】
:侵蝕+19

コードネームは自分でつけた訳ではなく、FHのマスターエージェント"マスターオーベロン"がつけたもので、皮肉が込められた名前であった。
意味を知った彼はもちろん気に入っておらず、むしろ嫌っている。自分から名乗ることもなければ使ってもいないが一部の人には知られていてそれで彼を呼ぶものなら殺意を向けられるらしい...

ガーネット、その宝石言葉は「真実」

■トレーラー
昨日と同じ今日、今日と同じ明日
世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた
───だが、世界はすでに変貌していた───
日溜まりを偽りの安寧に閉じ込めた少年がいた
大切なものに同じ悲しみを背負わせないために
見知らぬ誰かのために、彼は戦う決意をしたのだ
だが、彼はひとつだけ大きな見落としをしていた
少年もまた、誰かの日溜まりであったということを
君は選ばなければならない
彼の願いの為に偽りの安寧へ帰るのか
それとも、願いを裏切ってでも戦うことを選ぶのか
これは「主役」不在の物語

ダブルクロス The 3rd Edition

『秘黙のフェアラート』

「見ているだけにするのは、もうやめたの」

■シナリオデータ
▼必要サプリ
基本1、2、上級、EA、LM、PE (その他サプリも適宜追加可能）
▼プレイヤー人数
4人
▼プレイ時間
ボイセ8-10時間程度
テキストセッション（推奨）：20-30時間程度
▼ステージ
通常ステージ：浦川市を舞台とする
▼推奨経験点
160+4点
▼推奨データ
・装甲無視エフェクト
・1～2人程度の範囲(選択)攻撃
・ミドルフェイズにも使える達成値補助手段

■ハンドアウト
PC①：覚醒しているが記憶処理を受けた高校生
PC②：以前FHエージェントとして事件を起こした高校生
PC③：PC①とPC②を監視する役目のUGNチルドレン
PC④：PC③と旧知の仲のUGNチルドレン

◆推奨ワークス/カヴァー：/カヴァー：FHエージェント または 高校生・不良学生等/高校生
▼シナリオロイス PC① 推奨感情 P:庇護 /N:不安

キミは約三ヶ月前に FH に誘われ、覚醒した高校生だ。
想い人の PC①を狙って起こした事件はクラスメイトの少年に阻まれ、キミの望みはそこで潰えた。
それからは FH としての活動をするでもなく、これまでと同じ教室で燻り続けている。
キミを倒した少年がジャームに襲われ、「PC①を頼む」と言い残して姿を消したその日までは。

▼PC②
・所謂「前作ライバル」ポジションであり、回想シーンではNPCのような立場で敗北ロールプレイが求められる場面があります。
・切札 陽翔やPC⓷、そして記憶を失ったPC➀に対しては拒否感や隔意があっても問題ありません。説得に使えるシーンもあるため、ある程度なら協力を拒むこともできます。
・「しばらく前までは普通の高校生だった」という前提で作られているHOのため、FHチルドレンワークスやチルドレンエンブレムアイテムの採用は相応の理由付けをお願いします。（FH専用アイテムの取得については制限を設ける意図はありません。）