古の時代から出土した「指輪」に入っていた血液とレネゲイドウイルスが結合し生まれた存在であり
同時に出土された「杖」「懐中電灯」「髪飾り」「ナイフ」を持ち去って消えてしまった

指輪の中にあった血液の人物を元にした姿をしていると考えられており
銀髪と蒼眼の中性的な容姿であり、現在分かっている名前や性格もそれを模していると思われるが
その時代の文献は損傷が激しい上に数も少なく詳しいことは分かっておらず
専門家の研究や復元などが待たれる限りである

現在では世界各地で困っている人を助けている姿や暴れているオーヴァードの鎮圧
上記の物が出土した土地の付近に佇んでいた等の目撃情報が寄せられており
UGNの専門チームが接触しようと試みている

指輪の中にはオリジナルの「ノウェル・シルフィード」が天寿を全うする寸前に注いだ血が僅かながら未だに残っており
出土された際に空気中に漂っていたレネゲイドウイルスが入り込み、誕生あるいは再誕する

最後に流れた血液や指輪に宿りし思いの影響かは不明だが
どういう訳だかオリジナルの「ノウェル・シルフィード」の全盛期とも言える若き肉体と服装を再現し
その記憶や感情を全て有しているのだが「本物は既に亡くなり、自分は鏡写しの存在」という事を同時に理解している特異な存在

自分や主が居なくなった後の世界を自分の目で見て回りたい、という想いを胸に
出土品が保管されていた場所から同時に出土された「大切な物」を持ち出し旅立つ

その後は世界の各地を見て回りながら、オリジナルや主に恥じぬよう
迷い人を助け、暴走した同族ともいえるオーヴァード達を鎮圧して回っている
時折出土された場所である思い出の跡地の元に帰っている

UGNやゼノスやFHといった組織のことを認知しているが
「死人が生者の世界に進んで手を貸す訳にはいかない」
と思い接触を意図的に回避している

仕込み杖に血を纏わせ、舞うような上品な動きで相手を惑わし戦う

通常時は体術を織り交ぜた、仕込み杖で戦っているが
仕込み杖の先に血を貯め、ペンの様にして空中に魔法陣の様な物を描き
そこから相手を貫くほどの血を発射する攻撃なども披露している