FHエージェントになる前はごく普通の女子高生。
あるとき、友人に騙されて連れていかれた先は怪しい研究所。

実は友人はFH研究開発セル所属のマッドサイエンティストだったのだ。
その目的は記憶転写装置により「ボクの考えた最強のオーヴァードを作る！」という恐ろしいもの。

FHエージェントの「技術」「記憶」「強烈な悪意をいっぱい」
全部焼き付けるとむっちゃ強いオーヴァードができる……はずだった。
だけど博士はまちがってよけいなものも入れちゃった！　それは、謀略の牢獄！

オーヴァードとしての覚醒を促すために用意したレネゲイド結晶体、遺産「謀略の牢獄」。
謀略の牢獄は裏切り者を許さない。
友人に騙されて実験体にされているという状況が想定以上の力が引き出した結果、暴走した。

結果として装置は破壊され博士も行方不明。記憶転写も不完全な形で終わった。
そして、彼女ひとりが残った。

「戦い……私、そういうのは苦手だな……」
「あはは……そう、かも……？」
「本当に戦わなきゃいけないの？」
「ひ、人が死……死んで……っ！」
「私、なんでこんなところにいるんだろう……」

「冗談だろ？　戦いに勝る快楽なんてねぇよ！」
「やっと出番か、随分待ちわびたなぁ」
「おうおう、なかなか殺り甲斐のありそうな奴じゃねぇか」
「戦いはなぁ、より悪意が強いやつが勝つんだよ！」

なぜ素体として彼女が選ばれたのかは博士しか知らない。PLは何も決めていない。

実験では人格は全て書き換える予定だったが、途中で転写装置が壊れたため、あまね主人格の二重人格になった。
エージェント達の記憶は普段は隔離してあるが、感情が暴走をトリガーに人格ごと切り替わる。

自由に人格を切り替えられるわけではないため、戦闘が必要なときは怨念の呪石を利用して泣きながら代わる。

雷将神器や怨念の呪石は研究開発セルで研究中だったものを拝借してきた。

ウロボロスは適合した謀略の牢獄由来の力。封印されていた遺産からであれば太古のウロボロスシンドロームに目覚めるのことは自然なはず。

焼き付けた記憶がまだ完全には繋がっていないため、今後思い出す可能性がある(成長でのエンブレム取得の布石)。

FHに所属している理由は他に行き場がないから。
実験時点で事故として死亡届が出されている上、暴走時に家族や友人を傷つける可能性ががあるため。