自分に自信がなく、あまり自己主張をしないタイプ。
かと言って芯はしっかりしているので、表に出さずため込みがち。
仲良くしてくれる影浦や鷺ノ宮のことが好きでとても感謝しているが、絶対に自分が割って入れない壁を感じている。
明るくよく話す鷺ノ宮の話を聞くのが好きで、よく恋愛話も聞いていた。
鷺ノ宮が居なくなってから、影浦が目に見えて憔悴していることをとても心配している。

両親と弟の4人家族。両親ともに非オーヴァードの家に生まれる。
物心がついた頃にはオーヴァードとして覚醒していた。
自身の怪我の治りの早さや、転んで怪我をした自分の傷口を舐めた野良猫が衰弱から立ち直ったりしていたことから、幼心に不思議な力が使えることは自覚していた。
人間に血を飲ませるのは不審がられるからできないけど動物なら……と、傷付いた野良犬や野鳥に血を分け与えたりしていたことがある。

小学校低学年の時にクラスの子と喧嘩になった際に、つい能力を使用して相手に怪我をさせてしまう。
元々の引っ込み思案な性格に手を焼き、やたらと傷の治りが早いことを不審に思っていた両親はそれをきっかけに娘をUGNに預けることにした。
仕方のないことだとは分かっているが、能力で人を傷付けてしまったこと、それによって両親に捨てられたことがトラウマになっている。
以降は、オーヴァードの里親の元で生活をしており、その際の転居で影浦や鷺ノ宮と知り合うことになった。
家が近かったことから、影浦や鷺ノ宮の後ろをちょこちょこついて回っていた。
始めはオーヴァードであることを二人に隠していたが、高校一年生の事件で覚醒した後に打ち明けている

少しでも傷付けないように、撤退してもらうか時間をかけて捕縛できるようにが中心。
暗闇によって対象の視界を奪った直後に、ピンポイントで相手の眼前に光を発現させ怯ませ、その隙に自身の血液で編んだ紐で対象の行動を封じる。

きっと人助けの為に使えるはずの能力なのに、そちらへ上手く有効活用できないことにやきもきしている。