『Came to Say Good-bye』
残された母と薊は犯罪者の家族として肩身の狭い思いをしていたが、父健司の元同僚である谷と親友家族に支えられ何とか生活を送っていた。しかし、20を過ぎても殺人未遂事件を起こした犯罪者の息子である薊を受け入れる就職先はなく、生まれ育った土地での生活に限界を感じていた所、父の親友家族の娘であり幼馴染だった爽世が薊の手を取る。

「アザミちゃん、私と一緒にこの村を出よう」

爽世の両親の後押しもあり、村に残る決意をした母を残して薊は爽世の就職先N県F市へと移り住む事となった。

誰も薊の事を知らない新天地で心機一転、ある日事故に巻き込まれ死亡…した筈だったがオーヴァードとして覚醒。
父親の件もあり人(ジャーム)を撃つ事を躊躇う薊は、エグザイルの能力を買われ谷の伝手で「工作員」としての道を歩みだす。
収入も安定し抱えていた慰謝料完済の目途も立ち、爽世へプロポーズをするべく二人で出掛けた先でジャームの襲撃を受け彼女を失う事となる。

邂逅（ワクラバ）様の力を借りた爽世と再会を果たし、あの日渡せなかった指輪を彼女の左手の薬指に嵌め永遠の愛を誓った。

ロイス：潮田爽世（しおだ・さよ） 推奨感情　P任意／N悔悟

キミは、UGNイリーガルである。キミには大切な人がN県F市にいた。彼女、潮田爽世は一般人で、キミの唯一の“日常”だった。しかし、彼女はキミとジャームの戦いに巻き込まれ死んでしまった。あれから2年、キミは彼女の3回忌でN県F市を訪れたのだ。

ロイス:羽向 景　P:任意　N:任意

羽向にUGN職員殺害の容疑がかかったとキミが耳にしたのは今からほんの数日前のことだ。なんでも彼が殺害したというのはUGN本部内でも重要な役職を有し、日本国内複数の大規模支部にて顧問を務めるほどの重鎮だったというのだ。
羽向は日本支部にてUGN本部への護送を待っているらしい──しかしここでキミは疑問を抱いた。
果たして彼はそんなことをするような奴だっただろうか？即時処分が決定したとの事だが、事実確認も曖昧なままにそんなことがありうるのだろうか？疑問を抱いたキミは一人、日本支部へと向かうことにした。

ロイス:間久部 七瀬(まくべ ななせ)　推奨感情 P:同情/N:任意

キミはUGNに協力するイリーガル、伊古間 薊だ。キミはFHセルの掃討という依頼を受けT県G市にやってきた。隣の市に住む知り合いのイリーガル、賀来 忠治と共に作戦に従事。任務は滞りなく完了した。明朝にはここを発とうとホテルの一室に戻った直後。キミの背中に銃口が突きつけられた。
「動くな。大人しくわたしの言う事を聞きなさい」
背後から聞こえてきた子供の声。動揺するキミに、銃を突きつける何者かは躊躇なく告げた。
「貴方、エンジェルハィロゥね？わたしにエフェクトを教えなさい」と。

PC1 ワークス/カヴァー 指定なし/指定なし

N：キミはPC2、3、4と共に、斗亜流市のジャーム討伐任務に従事した。
久し振りの友人達との再会に、任務の帰りに居酒屋で祝杯を挙げることになったが……キミにしては珍しく、かなり泥酔してしまった。ジャームから受けた怪我のせいでもあったのかもしれない。
気付けば、既に終電間近。酔った足で駅まで急いだが、キミ達は無情にも終電を逃した。
幸い、ここは繁華街だ。カラオケボックスやファミレス、時間を潰す手段は何でもある。
始発まで、なんとか過ごさなければ。
しかし、おかしいな。……何かを忘れているような。
(飲酒をしないPCの場合疲労が溜まっていたと読み替えること)