容姿・経歴・その他メモ

テキサスニンジャの里でエッグニンジャになったばかりのキリシン・ランターロの跳躍の修業のために植えた麻がレネゲイドビーイングとして覚醒したもの。
以来キリシン・ランターロを「頭領」と呼び、その右腕として行動を共にしている。
光合成で太陽の光をたっぷり蓄えており、光エネルギーをシュリケンに流し込むことで高い戦闘力を発揮する。

修業を始めた忍者の最初の課題は麻の種を植えることである。
葉が出たらその上を飛び越える。
日に日に大きくなる麻の葉を毎日飛び越える。
こうして徐々に跳躍力を磨いていく修業なのだ。

育った麻は種を付け、枯れてもまた芽を出し忍者の成長を見守る。
それを何世代も続けることで、自分を植えた忍者が一人前になるまでを見届けるのだ。

──テキサスニンジャの里でエッグニンジャとなったキリシン・ランターロも例に漏れず麻の種を植えた。
落ちこぼれと呼ばれた彼は大きく育った麻を飛び越えられないまま枯らして世代交代させることが続いた。
それでも地道に努力を重ね、やがて麻をも軽々と飛び越える跳躍力とニンジャ・パワーを身に着け脚光を浴びることになる。

そんなキリシン・ランターロの成長を何世代にも渡って見守ってきた麻の葉にとって、
彼が一人前のニンジャとなり里を巣立つことは嬉しくもあり寂しいものであった。
これからさらに成長を続ける彼には苦難も多数待っている。それをすぐ傍で支えてあげられないなんて。

里の者たちに見送られながら旅立つ、あの背中を追いかけたい。
追い付いて、隣を歩いていきたい。

そう切に願った次の瞬間──彼女の足(・・・・)は大地を駆け、愛しい背中に手(・)を伸ばしていたのだった。

　
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