容姿・経歴・その他メモ

■背景■

▼幼少期
父親の不倫によって5歳頃、実の母親が出て行った。
それからは父親と共に暮らしていたが
病気にかかったことにより入院。
幼かった私の為に父方の親戚に預けられたが
もともと実の母親との折り合いが悪く母に似ている私を毛嫌いしていた為仲は良くなかった。
しばらくして父親が病死。
未成年の私は一人で暮らすわけにもいかず親戚も施設に入れると世間体が悪いという事で
そのまま私を養子とした。

仲が良かった幼馴染で親友の女の子と出会ったのは家にいたくなくて公園に行った時だった。
両親がおらず兄と二人で暮らしているという事を知り子供ながらに自分と同じなのだと思っていた。
一緒に遊んで色々話して自分にとっては唯一の存在だった。

▼能力の覚醒
中学三年生の時。
その大切な親友が交通事故に遭い死亡した。
私と何ら変わり映えの無い日常を過ごしてまた明日と別れた彼女の顔が忘れられず
自分の唯一の存在だった人物が亡くなったことで事故の原因を作った被疑者に怒りを覚えた。
まだ未来がある子供だったのに。一緒にこれからも笑いあって過ごすはずだったのに。
あの時一緒に行ってたら、少しでも長く話していたら。
そんな後悔・怒り・悲しみいろいろな感情が流れてきた時、自身の周囲が炎に包まれた。
その時が初めての覚醒だった。

▼覚醒後
能力が覚醒した後組織に所属することになった。
だが元々は普通の高校生として過ごしていた為最初はついていけなかった。
人を助けることができる反面、人を死に追いやることもできる能力。
最初は受け入れたくてもなかなか受け入れられなかった。
何も知らずに生活している一般人と見た目は変わらない普通の子。
何かが変わってしまったことに不安を感じつつも
自分は自分であると言い聞かせるように、あの時親友と夢に見た高校生活を送ろうと
学業はおろそかにせずバイトもして普通の高校生として日々は過ごしている。
彼女が安心できるように笑顔で毎日を過ごせるように。後悔がないように…。

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