容姿・経歴・その他メモ

中南米の某国（以下；F国）出身の青年。
F国は治安レベルが非常に低く、犯罪と汚職、ドラッグが蔓延している掃き溜めのような最貧国である。
碌な産業もなく、外国からの援助でギリギリ国としての体裁を保てている、というのが現状である。

母は物心がつく前に喪い、政府役人の父のもとで育つ。
この国の人間としては珍しい清廉潔白で厳格すぎる父の教育方針に嫌気がさし、ろくに家に帰らず夜の繁華街に入り浸り、ギャング連中とつるむような爛れた日常を送っていた。
ただ、ギャング集団の中にいても父の教育成果が染みついてしまっているせいか、変なところで生真面目で、曲がったことが大嫌いな気質を持っている。

そんな彼も17歳になり、父親との関係の改善を考え始めていた矢先、外国の地で父が謎の死を遂げたという悲報を耳にする。
その真相を確かめるため、彼は見知らぬ地へ旅出す決意を固めたのである。

彼のオーヴァード能力の覚醒のきっかけは『友人を助けるため』であり、父の死の真相を調べる過程で、マフィアに嵌められてアジトに監禁された友人を救出するために単身アジトに乗り込み、死に物狂いで戦っているうちに力に覚醒し、水蒸気爆発の衝撃で100人近いマフィアを薙ぎ払ったという武勇伝を持つ。

【戦闘スタイル：水蒸気爆発】
ディエゴはその粗暴そうな外見とは裏腹に、意外とクレバーな戦闘スタイルを得意としている。
ポイントは『灼熱と氷点下を生み出す両拳』と『空気の流れを固定するRC能力』だ。
彼はサラマンダーの能力で右手に超高温の炎を、左手に極低温の冷気を生成することができる。通常のオーヴァードであればこれを格闘戦に使うのであろうが、彼はそこにひと工夫を入れている。
彼は敵の周囲にハヌマーン由来の「空気を固定する」RC能力で『真空の檻』をわずかな時間だけ形成し、その中で彼が両拳を打ち合わせる。疑似的な密閉空間である檻の中で灼熱と冷気がぶつかり合うことにより気化膨張が起こり、大規模な水蒸気爆発を巻き起こすのである。これにより、普通に殴るよりも甚大なダメージを広範囲の敵に向けて与えることが可能になるわけである。
これは普段から危険な環境に身を置き、知恵の回るディエゴならではの戦術ともいえるだろう。

セッション履歴