容姿・経歴・その他メモ

　UGNイリーガル。幸せな両親のもとに生まれ、気が付いたら自らがオーヴァードとして覚醒していた。最初は自分の力を恐れたものの、両親の理解ある接し方によって自らの力を受け入れ、拙いながらオーヴァードとして成長していく。そしてそれはお人好しに育った中代に、誰かを守るために自分が戦おうと考えさせる程度であれば十分だった。

　が、とある支部で本格的にイリーガルとしての活動を始めてからは戦闘中、甘い性根と決断力のなさによりミスを重ねるようになる。それは中代の中でコンプレックスや後悔となっていき、何かに追い詰められているかのような言動をよくするようになった。……しかし、ある日に気落ちしながら向かった任務で、劇的な戦果を挙げて帰ってくる。ジャームによる事件の処理で、対象の鎮圧は確実に行われた。民間人に数名の犠牲者は出たものの、ジャーム自体は完膚なきまでに叩き潰されていたのだ。

中代の中にはもう一人の自分、ともいうべき人格が目覚めていた。軽薄で粗野、馴れ馴れしく話しかけてくる"俺"は普段は自分の中で"僕"と会話をする程度だが、本体の命の危機などの有事の際には勝手に体の制御権を奪い取り、飛躍的に戦闘能力が向上する。それを彼は何よりも恐れている。
コードネームは"俺"が初めて表に出てきたときの活躍を讃えて付けられたもの。

「僕が戦うのは皆を守るため。でも、僕が強くなるのは……お前に頼らないためだ」
「またか。また僕じゃ……ダメなのか」

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