明るく若干軽薄な所があるが、誰にでもフレンドリーに接する関西弁の青年。特定のセルに所属せず、要請を受けて戦闘員として働いたり気に入ったセルに気まぐれに顔を出したりして日常を過ごしている。
しかし、時に意図の分からない、場合によっては破滅的な選択を行う事があり、周囲からは「掴みどころがない」「危なっかしい」と評されることが多い。

UGNの一部隊「コンチェルト」に所属していた。部隊内ではムードメーカー的存在で、仲間にも慕われていたが、ある日突然FHに寝返る。
その理由は「居心地が良かったから、突然その場所を壊したらどんな反応が見られるのか気になった」との事。「これ、もし僕が裏切ったら、どうなると思う？」と自分に問いかけ、好奇心で実行に移した。それだけの理由。
現在はFHに属しつつも、UGN関係者の前にあえて姿を現してはちょっかいをかけて去るような行動をとる。

善悪や常識といった枠組みに対して価値を見出しておらず「その時その行動をとった際にどんな反応が返ってくるか」が判断基準。
理屈や建前が崩れて、感情があふれ出すときに価値を感じ、「予定調和や完璧な関係」があると、それを壊して中身を見たくなる破綻者。その結果が喜劇になろうと台無しになろうと彼にとっては最高の娯楽。
ただし無秩序に振舞いたいわけではなく、社会的、倫理的に反する事はここぞという時に行う事に価値があると考えている。悪行と分類される選択に付随する罪と罰は自分が楽しむための選択の等価交換として考えている。
生の感情を味わうからには自らも真剣であらなければならないという信条を持っており、仕事は病的になまでに真面目に行うなど自分の信念には真摯。
同じく自分の信念に準ずる人物には肯定的な態度を見せ、逆に“しらける事”や“嘘っぽい行動”をとる者には冷淡。
自分の性質が終了していることには自覚はあるが、改める必要はないと思っている。

触れている２つの物質のエネルギーを熱に変換し、交換する能力を持っている。エネルギーを奪われた側の物質は崩壊し、エネルギーを与えられた側の物質は原子が核分裂を引き起こして爆発する。戦闘時は手袋を嵌め、次々と標的に触れて周囲の目標ごと纏めて爆散する技を用いる。
また、遺産：謀略の牢獄を所持しており、戦ったエージェント達の記憶をエネルギーに変換して牢獄内部へ閉じ込めており、彼らの戦闘経験を得ると共に彼らの感情を常に反芻することが出来る一石二鳥の運用をしている。
彼の行為は遺産の性質に相反するもののため、フィードバックも強いものだが彼はそれもコストとして受け入れている。