容姿・経歴・その他メモ

　海外のやんごとなき身分の所が出身である。愛人の子だったが、四歳の頃から読み書き計算だけでなく、社会情勢にも精通しており、何より、40代に差し掛かろうとした当主の初めての子だった。その為大事に育てられていたものの、翌年本妻から弟が生まれ、母は浮気しその後死亡した。これにより当主は怒り、跡取り問題も解消するため、日本にいる分家に追放した。
「二度とその面を、私の前に見せるな！！」優しかった父が放った最後の言葉だった。
　その後、日本に渡った後、ある事件までギクシャクしながらも、思いやりながら過ごしていた。実際、追放される時期の実家よりずっと家族として接していられた。しかし、七歳の頃にオーヴァードに覚醒し、周囲の物を砂に換えてしまうのを目撃され、バケモノとして追放される。
　彷徨い果てた先に、雪に出会う。最初は人に捨てられ続けたことから捨て猫のように警戒していたが、優しさに触れ続けて、本当の家族になる。雪のことを父のように尊敬しつつも、思春期を迎えた頃には、異性としても意識しだしていた。
　テロ組織に雪を殺されてからは、人間嫌いは加速してしまい、今では、人間を自分の手足のように扱う事を快感にすることで、鬱憤を晴らしている。特に分家にいた、秘書見習いの女性はお気に入りで、使用人にして自分の側に置いている。
　実家の名前を使いながら、コネも含めて実家以上の資産と権力を持つことで、実家も分家も、会ったことのない弟のことも見下している。

使用人について
　若く有能な秘書見習い兼愛人候補を分家の所から引き抜いた、美人な女性。血液が美味しい。言い声で鳴くので虐め甲斐がある。引き抜かれる前好きだった男がいたが、その人物の前で凌辱され、恋を無惨に終わらされた。自殺する勇気も無く、逆らう力は無く、気力もへし折られており、流されるように生きている。金払いは本当に良いので、何時か自由になったときに備えて貯金することが、最近の趣味。

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