UGNチルドレン
元はエンジェルハィロゥのシンドロームを有していたが、幼少期の事件にてサラマンダーの力が覚醒し、クロスブリードとなる。
幼少期の記憶は曖昧で、物心ついた頃からUGNの保護施設で育てられた。殺戮衝動が沸き上がる度、曖昧だけど誰かを手にかけたことをぼんやりと思い出す。
施設で育っていく中で、オーヴァードが何人もジャーム化していったのを目の当たりにした。いずれ自分も理性を失い衝動のまま人を殺める怪物となるのだろう。同時に、それを酷く恐れている。
そうなる前に、レネゲイドウイルスを治療する方法を確立する。そのためにはUGNが組織として正しく機能しなければならない。各所に混乱を鎮静化するべく、UGNチルドレンとして活動している。

幼少期にジャームによる事件に巻き込まれる。その際、人々を襲っていた男の狂った瞳を直視した際、レネゲイドが共振しサラマンダーの力と共に殺戮衝動が沸き上がる。その衝動のまま、ジャーム化した男を殺害。その余波で近くにいた母親の命も奪ってしまった。
何とか暴走は収まったものの、自身が犯してしまった罪を自覚し、深い心的外傷を負う。
父親はそんな娘の姿を見ていられず、事件に関する記憶を消去した。その時、天璃自身の防衛機制の影響か、父親を含む幼少期の記憶の大部分を失った。
父親は娘と妻を守れなかった負い目、また父親である自分を引き金にして母親のことを思い出してしまうことを恐れ、施設に娘を預けた。