容姿・経歴・その他メモ

童謡「大きな古時計」の元になった、イギリスのダラムにある「ジョージ・ホテル」のロビーに置かれているロングケース・クロック（大きな振り子時計）のレネゲイドビーイング。主に振り子（金属）部分から派生したと思われるためオリジンはミネラルとなっているが、時計の外枠は木で作られていたためオリジン：プラントでもあるかもしれない。あるいは、この時計は「童謡『大きな古時計（Grandfather's Clock）』」として現代まで人々に広く歌い継がれているため、童謡そのものの概念、という解釈であればオリジン：レジェンドでもあるかもしれない。自身の起源や、今の自分がどういう存在かということについては本人にもよく分かっておらず、いつの間にかレネゲイドビーイングとして実体化していた。

彼は「ジョージ・ホテル」の経営者であったジェンキンズ兄弟の兄が生まれた日に購入され、ホテルの顔として長い間愛されてきた。
ジェンキンズ兄弟やホテルのスタッフ、ホテルに訪れる人々の営みを長い間見守ってきた。
ジェンキンズ兄弟の兄が亡くなると時計の時間は急に遅れ始め、弟も亡くなるとその約１年後に時計は完全に止まってしまった。その時の時計の針は、ジェンキンズ弟が亡くなった時間と同じ「11時5分」を指していた。
この時既に彼に感情が芽生えていたのかは分からないが、もしこの時から感情が芽生えていたとしたら、兄弟を失ってしまった悲しみ、あるいは2人と一緒にいられなくなってしまった嫉妬から、自らの意志で時計の針を止めてしまったのかもしれない。

アメリカの作曲家ヘンリー・クレイ・ワークが1874年にジョージホテルを訪れた際にホテルのスタッフからこのエピソードを聞き、1876年に「Grandfather's Clock」という曲が発表された。この曲はアメリカで多くの人に愛され、その後約90年後に日本でも広く歌われるようになった。
彼の存在は長い間多くの人に歌い継がれ、１つの「ロングケース・クロック」という存在から、「大きな古時計（Grandfather's Clock）」という概念へと変化した。


ジェンキンズ兄弟やその周りの人も含め、人間の人生には色んな出来事があり、悩んでもがきながらも前を向いて生きている。
そんな人間の営みを愛おしく思っており、長い間いろんな場所で人の営みを見守って来た。

今は縁あって建築物のレネゲイドビーイングである「迷い家」の作るアパートでのんびりと暮らしている。

好きなものは「人間観察」、嫌いなものは「人間の平穏な生活を脅かすもの」。


時計という自身の出自から、時間を操ることができる。また、自身の姿の一部を時計に変えることができる。それは、元になったロングケースクロックだけでなく、現代的な壁掛け時計や腕時計、懐中時計など多様な形態を取ることも可能。
周囲、あるいは敵自体の時間を操作することで、敵の攻撃を止めたり、敵が攻撃をする前の時間軸にまで時間を巻き戻して周囲の人々を敵の脅威から守る。

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