容姿・経歴・その他メモ

三歳の時に一家揃って事故をおこし、半身を失って死んだ。けれど何の悪戯か、残った半身がレネゲイドにより生き返り、野良のレネゲイドビーイングやオーヴァードらから自身にとっての生命力ともなるレネゲイドを奪い半身も再生し生き延びた。
ところがようやく全身が整い人の成りを取り戻した頃、同じく事故にあった家族により彼の失った半身が発見されており、彼は世間的に死者の扱いであることを知った。
とっくに自分を喪った傷から立ち直り、自分のいない生活を過ごしている家族を見てしまい、暴走。《ポケットディメンション》で創り出した空間に家族を囲い込み、また一家揃って仲良く暮らそうとした。が、一般人の身体がその暴走に耐えられるはずもなく、家族は程なく皆死亡。異変により出動したUGNエージェントにより、家族の死体と家族ごっこをしているところを確保された。
はじめはその暴走具合、侵食率の高さからジャームかと思われたが、よくよく測ってみると数値はギリギリジャーム未満であり、その後ソラリスシンドロームのエージェントによるカウンセリングにて、理性を保ったオーヴァードであると判断された。
それからはUGNで研究されつつ活動しているが、親密な関係性に関しての執着が激しいため、UGNも扱い方に困っている。

「……ぼく、つくり。キサラギツクリ」
「人は、嫌い。ぼくのこと、なかったことにするから」
「ね、ね、ずっとここに居てください。どこにも行かないで、ここに。ね、いいでしょう？」
「やだやだやだ、UGNだって、ぼくのことなかったことにするんだ、レイトウホゾンされちゃうんだ！」
「光り物は、闇の中でこそ輝く。そうでしょ？」

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