容姿・経歴・その他メモ

たちばな あすか
17歳。　日本代表の実力を持つカポエリスタ。

独特なステップとトリッキーな足技が特徴的なブラジル格闘技、カポエラ。
彼女は幼いころから、このカポエラで一線級の活躍をしていた。
マイナーな競技で有名ではないが、見る人が見れば彼女の身のこなしは並大抵のものではない。
美しくも素早い足踏み(ジンガ)から繰り出されるハイキック(ケイシェーダ)は、圧倒的な威力を持つ。
その一撃をくらった者は、「まるで、グリフォンの鉤爪のような鋭い打撃だった。」と言う。
彼女はいつしか、"大爪のグリフォン"と呼ばれるようになった。

そんな彼女も、日常では普通の女子高校生。
弟が4人いる大家族ため、経済的な余裕はなく部活は行っていないが、勉強に恋愛にと大忙し。
大会の賞金は家に使い、家族を助けている。
快活な男勝りな彼女だが、意外と乙女な一面もあり、同じクラスの切札に惚れている。
彼は家が近くで、よく一緒に帰っているが、車道側を歩いてくれたり、重い荷物を持ってくれようとしたりする。
あまり女子として扱われてこなかったが、彼は自分を女子として気遣ってくれることがとても嬉しかった。
そんな分け隔てない彼の優しさに、いつの間にか惚れていた。

覚醒した彼女は、足を猛禽類の鉤爪のように変形させ戦う。
カポエラのスタイルとキュマイラの怪力で、相手に強力な斬撃をあたえる。
しかし、覚醒したことで彼女は選手生命を危ぶまれる。
オーヴァードになったことで、彼女のカポエラは相手の命を奪う凶器になってしまった。
スポーツの世界では、レネゲイドは過ぎたる力だったのだ。
彼女は二度と真剣にカポエラができなくなった。
それでも人々の平和のために力が使えるならと、彼女はUGNに入ろうとするが
彼女の失意を感じ取った切札陽翔が、記憶処理を要望する。
朱鳥も葛藤の末、切札の思いを聞き、記憶を消すことを了承する。

「カポエラをやってる朱鳥は誰よりも輝いていた。本当に好きなことなんだと思う。」
「だから、朱鳥にはそんな大好きなカポエラを傷つけるために使ってほしくない。」
「なんて…勝手だよな。オレ…。」

「ううん、そんなことないよ。そっか、ホントに陽翔はやさしいね。」
「わかった。わたし、日常に帰るね。」
「その分、もっと頑張って、もっと輝いて、陽翔を照らす太陽になるから。」

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