自分自身の過去については殆ど覚えておらず、物心つく頃には父親だけがいたことと、沢山の姉妹がいたことを朧気な記憶として覚えている。2年間ほどおさかなソープの泡姫として務める傍ら、UGNのイリーガルとしても活動している。時折、頭の中によぎる"アリス"という名前が何なのか知りたいと思っている



↓以下反転で真の経歴。胸糞R-18ネクロニカなので自己責任↓
本当の名は「アリス・シルフィード」。彼女は幼い頃、とある男に誘拐された。その男は俗に言うロリコンというやつで、しばしば女児を誘拐しては邸宅に軟禁し、自らを「ダディー」と呼ばせてさまざまな奉仕をさせていた。さらに質が悪いことには、その男はソラリスのピュアブリード、そして｜記憶探索者《メモリーダイバー》の力をもつ者でもあり、誘拐した相手の記憶を操作し改竄することで、自分を本当の父親と思わせていたのであった。アリスも他の被害者と同様に記憶を書き換えられ、そのかつての名も忘れさせられた。｜夜の女《リリス》を現す名。それに男の姓を合わせた名「リリス・アッシュフィールド」として、その時から生きることになったのであった。
ある時、彼女はダディーの子を妊娠した。愛する父親との間に出来た命の結晶は、当然彼女にとってはこの上なく嬉しいことであり、宝物であった。彼女は自らの子に、奇しくもかつての真名と同じ名前「アリス」と名付け、その命を育んでいくことを誓っていた。
しかし、他の者達は違った。リリスと同じく、ダディーに奉仕し、ダディーに愛され、ダディーを愛してきた、他多数の少女達。彼女らは未だダディーの子を孕んだことがなかった。正確には何度か孕んでいたが、その度にダディーに記憶を改竄され、知らずの内に中絶を繰り返させられ、その機能を全く知らずの内に失っていた。その為に、どれだけ愛し合っても出来ることのなかった愛の結晶、それが最近増えたばかりの愛人に先を越されるなど...
嫉妬、憎悪、敵愾心、脅威、憤懣、劣等感、不快感、嫌悪、隔意、猜疑心、厭気。枚挙に暇がない程の、狂気に染まった負の感情が、いつの間にかリリスに向けられていた。
その負が積もり爆発したのはそう遠い日ではなく、正にダディーに子を成した事実を伝えに行こうとしたその日、リリスは負の感情を抱いた少女らに捕まり監禁され、数々の暴行を受けた、鬼灯を食わされ、腹部を殴り蹴られ、秘部に礫や熱した鉄棒を押し込まれ、下腹部と子宮を錆びたナイフで切り拓かれた。子宮の中から取り出されたそれを目にし、初めて我が子と対面した。そして、我が子が、床にたたきつけられ、踏みにじられ、惨たらしく、惨たらしく、殺されるのを見せつけられた。止めに入ろうにも、出血多量で身体は動かなかった。
狂気が横行し尽くした後、我が子の破片を口内に突っ込まれた。吐き出そうにも、自分の身体はとっくに冷たくなっていて、無理矢理飲み下された未熟な肉片骨片が、喉を通る感覚に絶望した。
これが、覚醒のきっかけだった。
彼女の成した子はダディーの遺伝子とレネゲイドを受け継いでいた。つまり、胎児の時点でオーヴァードであった。生命には成りきれずとも、レネゲイドの力は残されており、それは飲み下された先の身体、即ちリリスへと宿ることになったのだ。

リリスは覚醒した後、言葉で表すことも憚られる規模の感情によって、レネゲイドの力を300%へ至るまでに引き出した。あふれ出る力は留まる事を知らず、ダディーの邸宅を中心とした半径50m圏内を更地に変えた。かの少女達とダディーもそれに巻き込まれ蒸発したのは言うまでもない。彼女はそのまま暴走を続け、完全なジャームへと成るところだったが、UGNエージェントないしUGNと協力的な関係にあるマフィア｜UGM《ユニオン・グロズヌイ・マフィア》の構成員によって鎮圧され、奇跡的なことに侵食率を100%未満にまで下げる。同時、数々のショックによって記憶の殆どを失った。
記憶喪失後、彼女はUGNから監視対象にされつつも、｜UGM《ユニオン・グロズヌイ・マフィア》の下でRCの手法を教わり、UGNイリーガルになることにした。さし当たり、数々の事件が巻き起こっている日本へと赴くことになり、｜UGM《ユニオン・グロズヌイ・マフィア》とつながりのある日本のヤーさん「鳥子組」へと所属することになった。
「鳥子組」に所属し日本UGNのイリーガルとして務める傍ら、組のシノギの為に「おさかなソープ」で働くことにもした。リリスの知らない事情を知る組員からはやんわりと止められたが、それでもリリスは泡姫になる決断をした。それは何故なのか
一言で言うなら"違和感"が為であった。記憶のない自分に残る、下腹部への違和感。どうあるべきとか、何があったとか、そういうことはわからない。ただ、欲していた。その違和感を埋めてくれる何かを。直感的に、無意識に、ソレを求めていたのだ。
現在、彼女は「おさかなソープ」で泡姫としても活動している。組のシノギの為、たまーに降ってくる有益な情報のため、何故か自分はえっちが上手いため、そして｜あの子《アリス》を取り戻すため。既にひび割れ機能を失っている入れ物の中に、血と骨と肉の素をしまい込み続けるのだ