社会の裏でレネゲイドを悪用する者が耐えない現状を憂いている。いつか平和な黎明が訪れる事を願い、そのために日夜努力を惜しまない。
その気があれば何でもそつなくこなす上に他人にもそこそこに厳しく、自分には非常に厳しい。そのため厳格な人物と思われがち。しかして基本的に人のために動くことには抵抗はなく、率先して働く。

代表とUGNと言う二足の草鞋を履いているため、某”お前が休まんとこっちも休めん”程ではないが忙しい。それを慮って姉が会社の運営の大半を担ってくれており、シャロウは殆ど意思決定をする装置と等しい。しかし前経営者である両親の亡き後、崩れかけた会社を方々に駆け回りながら軌道に乗せ直したのは彼であり、経営者としての手腕は間違いなく親譲り。
観察眼が鋭く、他人の人柄を分析することにも長ける。言うかどうかはともかく、人の変化にも敏感で会社の運営に役立てている。プロ顔負けとまではいかないが料理が上手い。

UGN内においては述べた通りの人柄と優秀な能力のためか、改革派のアッシュ・レドリックに目をつけられている。しかしながら彼は中立であり、穏健派である霧谷らとも改革派ともつかず離れずの距離を保っているようだ。

味方をも巻き込みかねない圧倒的な熱量を保有する。そのため普段は出力を大幅に減衰させ、徒手格闘と併せて使用している。しかし侵蝕率と集中力が昂まればその限りではない。
遺産継承の代償によって悲しみの感情を失っており、それに起因してか共感性が皆無と言ってもいい。彼が優しげなのは”そうあるべき”と考えているからに過ぎない。その穴を埋めるかのように彼の持つ怒りの感情はいつも燻っているようで、自分に厳しいのは無力な己へ憤りを常に感じているからである。