■プロフィール

「そこに仰向けになって、ゆっくり空を見るといいよ。
　　暗い暗い夜にこそ、ロマンは溢れて止まらないんだ」
　　　　　　　　―― “｜牡牛の天敵《ブルズアイキラー》、夜道２人の刺客を前に”

名前:“｜天ヶ瀬 朝飛《あまがせ あさひ》”
性別:女 年齢:20
ブリード:クロスブリード
シンドローム:モルフェウス／エンジェルハィロゥ
ワークス/カヴァー:FHエージェントB/FHエージェント
所属:春日未央セル
コードネーム:“｜牡牛の天敵《ブルズアイキラー》”
身長/体重:160cm/-kg

■来歴

●ロマンに歌う少女

　幼少期から他人と違う感性を持っていることを自覚していたが、他人に合わせる必要性も感じなかった。それで揶揄されることも多かったため、孤独に過ごすことが多かった。夜になると外に出て、よく空を眺めていた。昼にどれほどのことがあっても、すぐに忘れさせるだけの美しいものがそこにあったからだ。
　いつしか昼でも星が見たくなった。昼をもたらす太陽を疎ましく思った。
　だから少女は力を得た。いつか自らの手で太陽を壊すことを夢見て。

●UGNかFHか

　この力は、自分の欲望のために覚醒した力だ。太陽を壊すことそのものも、そのような絵空事を本気でやろうとしていることも、過激で独りよがりだと理解している。他人のために世界を守ろうとするUGNの思考が理解できないので、覚醒した数年前から今に至るまで、FHとして活動している。気分屋だからいつUGNに裏切るかわからない、と他人に語ることもしばしばあるが、少なくとも今のところそのつもりは無い。太陽を壊す作戦がUGNで提案されているようなことがあれば、話は別だが。

●他人との関係

　基本的に相手の考えを尊重し、頭ごなしに否定したり自分の考えを押し付けたりすることは無い。他人の夢を気軽に笑うことはあるが、それくらいで諦める夢など夢と言えないだろうという信条があるからこそだ。
　成り行きで“レディ・オブ・パンサー”春日未央と知り合い、現在は彼女の元で仕事をしている。彼女の“プランナー”への想いの重さやレネゲイドビーイングへの憎悪の強さには、自分の偏った思想に似たものを覚えており、微笑ましさから妹を世話するような気持ちで接することが多い。敬称を付けないと𠮟られてしまうので「未央さん」と呼ぶが、本当は呼び捨てにして歩み寄りたいと思っている。
　“サイレントシープ”八雲沙織は、仕事中に出会った友人で、互いを変わり者として尊重し合える仲である。彼女が求める「一般人とオーヴァードが平等に生活できる世界」が訪れるとは思っていないが、それは相手が「太陽を壊すことなど不可能だ」と感じているのと同じことなので、あまり気にしていない。それぞれの欲望を笑い合えるのは、それぞれの信念が強いことを知っているからだ。

●戦闘スタイル

　武器のケースだけ持ち歩き、中身は現地調達して足が付かないようすぐに使い捨てる。小さな武器の扱いに長けており、よく用いるのは大型拳銃。正確に急所を貫く射撃で、相手を仕留める。余ったらどうせ捨てるのだが無駄に撃つのは弾が勿体ない、美しくないと思う｜性質《たち》で、最低限で済むように1発で2人を同時に撃ち抜く技術が身に付いた。
　一点を撃ち抜く射撃の正確さを評した「牡牛の天敵《ブルズアイキラー》」という二つ名は嫌いではないが、アルデバランではなく太陽の天敵になりたいと思っている。

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