ある冬の日、塔二は通常の訓練飛行の最中にエンジンのトラブルに直面した。高度の急激な低下を伴う危機的状況の中、彼は冷静に機体をコントロールし、基地周辺の民家に被害を与えないよう、最後まで機体を操縦し続けた。その結果、彼は機体を基地から約10キロ離れた無人の森林地帯に緊急着陸させることに成功した。だが、その際の衝撃で彼は脊椎を負傷し、長期にわたる治療とリハビリが必要となった。

リハビリの間も「空の仕事」に戻ることを目指して懸命に努力したが、医師から再び操縦席に座ることは難しいと告げられた。その現実に直面した大和は、苦渋の末に退役を決意した。この退役は彼にとって非常に辛い決断だったが、同時に「家族との時間を取り戻す機会」だと前向きに捉えようとした。

「Sky Horizon」
果てしない空の向こうに　まだ見えない明日がある
震えるこの手で掴むのは　確かな勇気の欠片
崩れた過去も痛みも　翼の一部に変わる
飛び立つために必要なすべて　ここにあるから

闇を裂いて進む光の矢
誰にも止められない　鼓動が叫ぶ

羽ばたけ Sky Horizon！
自由を描いた無限のキャンバスへ
涙も傷も抱きしめた翼で
風を切り裂いて進むよ
「失う」ことさえ越えた強さで
未来を描き直す Sky Horizon


荒れ果てた大地に響く　ひとつの希望の鼓動
限界を超えて見えるもの　それが私の戦場
迷いも不安も全て　ただ飛び越えていくんだ
空が教えてくれるよ、恐れないでと

流れる雲が道を示してく
誰も知らない景色　今開くよ

届けよ Sky Horizon！
遠くに輝く未来の彼方まで
心の羅針盤だけを頼りに
どんな嵐にも負けない
この手に生まれた想いの翼で
明日を切り開け Sky Horizon

あの日失ったものの数だけ
この胸に灯る光がある
そう、進む理由はいつだって
自分で創り出せる

舞い上がれ Sky Horizon！
終わらない夢の彼方を目指して
過去も未来も抱きしめた翼で
ただ真っ直ぐに翔けていく
どんな空も超えていけるはずさ
すべてを紡いでいく Sky Horizon

空の果てに手を伸ばして、私はどこまでも飛べる。
それが私の Sky Horizon