容姿・経歴・その他メモ

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「私は私だけではなく、常に、＜我々＞なの」
「＜我々＞は時に掬い上げ、特に突き落とす、そのような、もの、なの。」

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はるか昔から存在していた森そのものがレネゲイドビーイングと化したもの。
ヒトの社会に出て、伝手を得、今は興味の赴くままに高校に通っている。
伝手というのは、もともと森のあったムラの人間であり、ジャームに襲われているところを彼女がたまたま助けたものである。
助けた相手がUGNに協力する研究者であることもあり、どちらかというとUGNよりの立ち位置にあるこるりだが、その考えは曖昧な微笑に包まれて杳として知れない。

極度にマイペースなのんびり屋。
そもそも人間と出自が違うからか、一見ヒトのように見えても、根本的な部分で異なっていることがある。極限にぼんやりすると、たまに発芽している。

好きなものは、散歩。よく熟れた果物。洋服。
嫌いなものは、光化学スモッグ。スモッグや排ガスが多すぎるとくしゃみする。
癖は、深呼吸。よく深呼吸している。掃除癖がある。
特技は、じっとしたまま長時間動かないこと。迷子になること。
趣味は、掃除。散歩。

語尾を、「～なの」「～の」で結び、ゆっくりした口調ではっきりと言葉を発音して話す。
一人称は「わたし」。
二人称は「あなた」。
三人称は「～ちゃん」。

♪HYMN（アディエマス）

■Combo

【絵巻・花散里（えまき・はなちるさと）】
　…色取り取りの花びらと、伸びる蔓枝がさまざまな障害を払いのけ、行動を補助する。それはさながら絵巻のように、意味のある像を結ぶ。
　…「はなちるさとをたずねてぞとふ」
【絵巻・澪標（えまき・みおつくし）】
　…爆発的に生じる花びらと、緑の波が、複数人の行動の補助をする。湧出する緑と花々の絵巻。
　…「めぐりあひけるえにはふかしな」

■Background

まだヒトが弓や矢でエモノを追い掛け回していたような、はるか昔。
古い古い時代から、その森は日本の山奥、深い渓谷にあった。
それは、つかずはなれず、おぼつかぬまま歩みだしたヒトを見つめていた。
やがて決まった場所にムラを作るようになったヒトは、それの周りに家々を立て、社を建てて彼らの神を祭りはじめた。
――それは、やがて鎮守の森と呼ばれるようになった。
森は、時にヒトに恵みをもたらし、時に災いをもたらし、気まぐれにヒトを見つめ続けていた、ずっと。

そして、長い時が流れ――
小さな渓谷のムラを、ヒトが出てゆく。
幼子は親に手を引かれ。老いたものたちは涙を流しながら、
何度も、振り返り振り返り。

――小さなムラが、ダムの底に沈むことになった時。
ムラとともに、水底に沈むはずだったそれは、どんな力が働いてか、二本の足を得、歩き出した。

（…？）
（…まねるならヒトのすがたにしよう）
（…どこへゆこう。）
（…まちへ、いってみようかしら。）
（…まちへ、ゆこう。）

「彼女」は、ふらふらと何処かへ向けて、歩きだした。
そのあと彼女が何処へゆき、どう歩んできたのかはわからない。

――そして今。
「ごきげんよう。」「ごきげんようこるりさん」
品の良い制服に身を包み、百合の花のように瀟洒な少女が、級友に手を振りながら、白亜の校舎の蔓バラ伝う校門をくぐった。
緩やかに波打つ栗色の髪の毛は肩まで伸び。緑の瞳が優しげな光を宿してゆれる。白い手は楚々として品良く、そっと鞄の取っ手を握る。

……その姿は確かに、少しの時を経た様子もなく、あの時歩み出した彼女のまま。
曖昧な微笑を、端整な面に湛えた彼女の真意は、定かではない。
だが、ヒトを見つめる瞳の光は、かつてのそれとまったくかわる様子なく、
「まいにちが、とても楽しいの。ねえ？」
そういって鈴を転がすように笑うばかり。

■For me how to use...

　知識を追い求める。本能のままに希求する。
　自らの存在や生きることに関して、諦念や悟りはあっても、疑問を抱くことはない。
　「われわれはそこにあるゆえに、そこにある」「その事実に何の疑問をさしはさむ余地があるというの」
　疑問を抱く他者（ひとや他のＲＢ）への興味は深く、害意を向けられようが疎まれようが疑問がある限り追求し追究する。
　むしろ、向けられる感情全てが興味深いものであり、どんな感情をむけられようとも面白く思っている節がある。
　人当たりやわらか。おっとり。思考までがおっとりなわけではない、マイペース。
　人間じゃない感が、がっつり。

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