容姿・経歴・その他メモ

テキスト
「きっと……何もかも僕のせいなんだ」

設定

一人称:僕
二人称:あなた等
その他:エリアーヌ→姉さん/お姉ちゃん

エリアーヌと双子と思い込まされ育てられてきた女性。
出身である名門・ゴティエ家は遺産継承者の育成を目的としているが、その為には手段を選ばない冷徹な家でもある。
遺産継承者の素質を持つ人間なら他家の子であっても奪ってきたり、鍛える為の訓練が過酷であったりなど。
シンシアは臆病すぎる性格を矯正させるために男のように過ごせと言われて一人称が僕になる。
エリアーヌの両親はエリアーヌを一家に取り込む為にシンシアの両親に殺されている。しかしその真実をシンシアは知らない。
エリアーヌと双子であると思っていた間は仲良くしていたが、エリアーヌが双子ではないとはっきりして一家から逃亡した際に、自分は置いて行かれたことが複雑な感情となり拗らせている。
エリアーヌは自分のことを嫌っているに違いないのだと思い込み、自罰感情が強い。(両親のせいなのに可哀想にね……)
エリアーヌの連絡先は知っているものの、彼女がお尋ね者になってしまったことや何故置いていったのかという悲しみから連絡はできないでいた。
エリアーヌの方が次期当主として相応しい力を持っていると考えていたため、今後どうすればいいか分からず彼女を頼ることになる。
エリアーヌと同じ見た目の遺産を使用しているが、偽装しているので内容は全く異なる上、射撃も見せかけでその実はRCによる攻撃。

ゴティエ家全体の方針にはほぼ逆らえない。理由としては幼少期の虐待によるものである。
シンシアは幼少期決して優秀なオーヴァードとは言えず、訓練について行けないことが多かった。
その度にシンシアは罰として閉所・暗所に閉じ込められていた。
シンシアの持つ天空の隼の代償は暗闇を忌避するため、そのような場所に閉じ込められるのは人並以上に耐え難かった。
解放された後エリアーヌに慰められていたため何とか心の拠り所があったものの、彼女が消えてから
シンシアが頼れる者はいなくなり、とにかく強くなる他なかった。
結果的にシンシアはゴティエ家の次期当主候補に選ばれるまでに至る力を付けたが、本人の心は空っぽのような状態に近い。
ただその中で僅かな光としてエリアーヌへの気持ちが存在しているため、
ゴティエ家全体の指示である「エリアーヌの行方探し・及び殺害」の命令は無視している。
全て把握出来ているわけではないが、他の次期当主候補がエリアーヌの殺害計画をしているのを耳にしている時は
事故死などを装って殺しをしていることもある。

普段は医者として生活している。
心のどこかで癒しを求めているのか、理由はないが医師として振る舞う事は嫌いではない。
ただしその反面で殺し屋をしていることは心苦しさを感じている。

コードネームは自身で付けたものではなく、ゴティエ家の指示によって付けられたもの。

彼女は次期当主に興味はないが、この家を変えられるのではないかという一縷の望みにかけて活動は行っている。
これ以上自分のような虐待を受けたり、エリアーヌのように騙されて生きる子供達が生まれないように、だ。

・名前の由来
全てフランス語。
Cynthia…ギリシア神話の月の女神Artemis「アルテミス」の別名Kynthiā「キュンティア」。
Gauthier…「支配する」と「軍隊」の複合語。
Braque…「猟犬」の意。王家などで猟犬を使う狩猟官。

能力

暗闇の混血児
シンシアが操るエンジェルハィロゥの能力のメインは光ではなく光によって生まれる影である。
光の弾を撃ち出しているように見せかけてレネゲイドで実体を持たせているのは影の方、といった戦法を取る。
マスケット銃に見せかけている天空の隼と鮮血の杖は血液で一体化させており、射出時の精度を高めるのに役立てている。
代わりにシンシアにとっては忌避したい影や多量の出血など、自身に負担が大きい攻撃方法となっている。

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