白い髪に、黄色の瞳。
身長130cm、体重39kg。
長めの襟足がふわふわと浮いていることもあり、それもあってか、可愛らしげな雰囲気も醸し出している。
とはいえ、普段は男の子らしい服を着ている。勿論なんか可愛らしい服を着る時はあるにはあるが、本人は色々着れるのを嬉しく思っているようだ。

ふわふわしていてとにかくおっとり。
でも、正義感は強く、傷つける人がいるのは許せないタイプ。
もとより、事故（FHが起こした爆発襲撃事件）で兄・静を亡くしていることから、兄のように勇敢な人に甘えたがる傾向もあるようだ。

彼は両親と兄・静と慎ましいながらも楽しく過ごしていた。
それは優しくも暖かなものであり、夕陽は子どもらしい時間を過ごしていた。
…それが当たり前の日常を喪ったのは、ある遊園地に遊びに行った時のこと。
観覧車に乗ろうとしたタイミングで大規模な爆発が起き、自分を庇うように両親は爆発に飲まれ即死してしまう。兄・静も同じように庇うようにして致命傷レベルの大怪我を負ってしまうが、彼とは兄弟の最期の会話を果たすことができた。無論、他に観覧車に並んでいた人々も死に、夕陽は唯一の生存者になった。
『なんで、普通に乗ろうとした人を爆発で殺したんだ』
夕陽の心には、尋常ではない怒りがあった。
その怒りは、ピュアソラリスのオーヴァードとしての覚醒を引き起こし、一時は、怒りの言葉を吐き散らしてFHの構成員達を倒してしまっていた。
その後この爆発事故に関してUGNのオーヴァードが調査をしていた際に、疲れて眠るように倒れる夕陽を見つけて保護。その後UGNチルドレンとなり、その際に言葉による攻撃は任務や有事の際に留めることを約束。その代わりとして、生活するに支障がないくらいの経済力を持つUGNエージェントが後見人として、夕陽を見守ることとなった。

彼は、そのコードネームの通り、語る言葉を武器として戦う。そう、そもそもの〈言葉〉という音の発進を毒に満たして、相手を蝕むというものだ。
それは、強く鋭い刃のような言葉であればあるほど強くなる。
また、レネゲイドがある程度活性化すると仲間の力を引き出せる霊水も掌から出すことができ、それを活かしての仲間のサポートも得意である。
なお、香りで人や動物を惹きつけることもでき、特に動物たちを壁としてのガードをすることもあるようだ。