【基礎情報】

【基本設定】

黒いタトゥー状の遺産と契約しているアルビノの少女。白い肌や髪にボロボロの制帽と黒い外套が目立つ。
とあるセルで主に拉致や捕縛を目的とした作戦に登用されている。
オーヴァード（レネゲイドそのものも含む）を嫌っており、任務外で他者と関わることを疎ましく思っている。また一般人とオーヴァードも関わるべきではないと考えている。
学校などには通っておらず、必要な教育はセル内で受けている。そのため一般常識とは少しずれている部分がある。
対象のレネゲイドを一時的に退化させる能力を持つ。弱いオーヴァードであれば一般人と大差ない程度まで能力を封じることができる。またレネゲイドによって発生した一部の事象を強制的に瓦解させることもできる。
自分が子供であり、能力的にもまだまだ弱いことを自覚している。そのため他のエージェントなどと協力することはある。

【能力測定】

【能力】

能力名

反する者(ユダ)

分類

ウロボロスに分類される。

解説

対象とするレネゲイドを一時的に退化させる能力。
この退化能力は「自己進化」が（実質的に）逆行することで発生する。外部からの刺激で「自己進化」したレネゲイドは参照元のレネゲイドをより脆弱にした能力を発現する。このレネゲイドで対象のレネゲイドを上書きすることで対象の能力を一時的に退化させている。
自身の影で作り出した手錠や鎖を用いて対象を拘束すると同時にこの能力を使用する。
ただし瞬間的に能力を発生させる場合は退化現象の影響を受けにくい。また拘束を気にせず行える行動も影響は少ない。

【遺産:贖罪(しょくざい)の白枷(しらかせ)】

解説

契約者の体表に黒いタトゥーとして現れる遺産。タトゥーは首、両手首、両足首に現れるリストバンド状の模様とそれらを繋ぐ鎖状の模様で構成される。
この遺産は契約者の身体能力を向上させる効果を持ち、契約者のレネゲイドが高まるほどにその色が白に近づく。
ただし、レネゲイドが暴走状態になると模様部分の皮膚に焼けた鉄を押し付けられるような痛み与える。

【詳細設定】

日本の生まれ。アルビノのため覚醒前は体が弱かった。
母親は病弱だったため出産時に他界している。両親の結婚は母親の体質もあり、他の家族に反対されていたため親戚とは疎遠。
事実父親は母親が亡くなった時に義理の両親からは絶縁されている。
警察官だった父親に男手一つで育てられたこともあり、礼儀正しく正義感の強い子に育った。
しかし体質の影響で活発に活動することはできなかった。
覚醒のきっかけは父親が彼女を庇って亡くなったこと。その原因はFHのとあるセルが起こしたテロである。
死に瀕している父親を助けたいという強い想いが彼女を覚醒させた。しかし覚醒した能力は傷を癒すものではなかったため、
父親はそのまま死亡している。
大泣きしながら父親の名前を呼び、遺体をゆすっているところをあるFHエージェントが発見した。そのFHエージェントはテロを起こしたセルの一員だったが彼女が覚醒していると確認すると保護を装って彼女をセルへ連れて行った。
そのセルで彼女はレネゲイドやオーヴァードについて説明を受け、さらにはテロを起こしたのはUGNであると聞かされた。父親を死に追いやったUGNへの復讐を目的としてチルドレンとしての訓練を受けた。
その際に拘束能力を強化するために様々なオーヴァードやジャームと戦闘を行った。
チルドレンとしての訓練と任務に明け暮れている最中、以前の任務で回収した『遺産：贖罪の白枷』に適合することが判明した。遺産との契約の後は貴重な戦力および遺産による影響を記録するための実験台として、さらに過酷な任務や訓練を受けるようになった。あるUGN支部を襲撃する任務に参加したがその際に父親が亡くなったテロに関する情報を入手する。あのテロはUGNが起こしたものではなく彼女が所属しているセルが起こしたものであると理解した彼女は一時誰も信用できない状態に陥った。
その時に「レネゲイドやオーヴァードが存在しなければ、そもそも父親が死ぬこともなかった」「しかし現実としてレネゲイドもオーヴァードも存在している」「それなら徹底的に一般人から隔離し能力を管理をするしかない」と考えるようになった。
現在は能力を比較的自由に使用できるFHに残り「すべてのオーヴァードを隔離・管理する」という理想を欲望(ねがい)として活動している。

履歴

〈射撃〉6→8（6点）
〈情報：FH〉1→2（1点）
《赤：罪人の枷》7→12（25点）

セッション履歴