アルメニア人のディアスポラで、シリア出身。
使用言語:アルメニア語/アラビア語/ヘブライ語/ギリシャ語/英語/ロシア語/フランス語/日本語
父は宝石店を営む宝石職人で、10歳までは親元でそこそこ平和に暮らしていた。
(その時に目利きとか宝石加工とかアルメニア語とかを父に教わる)
10歳のある日、内戦に巻き込まれ両親が死亡し、自身もオーヴァードとして覚醒する。
崩壊した家の片隅にアリオンを見つけ、父が好きだった黒曜石に惹かれ近寄ったところ、話しかけられてびっくりした。
レネゲイドビーイングであるアリオンに色々解説&誘導され、内戦ストリートチルドレン生活を始める。
見覚えないけど父の店の売り物だったのかな？てノリで深く考えてない。
知らない間に紛れ込んでたのかもしれないし父が作ったのかもしれない。

その後難民として彷徨っていた時にヴァシリオスのオーヴァード部隊と合流し傭兵となる。
当初はオーヴァードの力に戸惑い、人を殺すことにも恐怖を感じていたが、現在では慣れている。
治安が悪く内戦もある国で育ち、両親からアルメニアの話(虐殺)を聞いていたことから、一定の修羅場耐性があったため。
傭兵部隊に拾われなければ早晩死んでいたとも思っており、力と居場所を与えてくれたオーヴァード部隊には感謝している。
その後5年前後ヴァシリオスの部隊で戦っていたが、交戦時のいざこざで部隊からはぐれてしまう。

部隊に合流しようとしていたところ、兄たちの墓参りのため帰国していた父の妹＝伯母と運良く再会する。
才女の伯母は国を飛び出してアメリカの大学を卒業しており、起業家の旦那も得ていた。
せっかく再会した姪を戦場に帰すのは……と渋った伯母に説得され、伯母夫妻の養子となりアメリカに渡る。

中東の戦場上がりであまりに粗野だったため、伯母たちに恥をかかすわけにはいかないと精一杯セレブな振る舞いを覚えようとした結果がお嬢様ムーブである。
オーヴァードであることは伯母夫妻には秘密だが、伯母たちの暮らすアメリカの地方支部には知られてしまい流れでイリーガルとしてUGNに協力するようになっている。
ただ、UGNも一枚岩ではないと知っている上、組織に縛られるのは好まないため所属する気はない。
とかなんとか言ってたら、勝手に部隊離脱した形になり罪悪感を抱いていたかつての上司がFHのマスターエージェントになっててとってもビビる。感謝も罪悪感もあるけど人類を全員オーヴァードにするのはいただけない(伯母夫妻には平穏でいてほしい)
感謝と罪悪感から上司を止めたいと思っており、積極的にヴァシリオスの姿を探し世界中を飛び回っている。

10歳:両親が死亡&オーヴァードに覚醒&アリオンを勝手に形見分けとして所持
11歳:ヴァシリオスのオーヴァード部隊に合流
16歳:部隊とはぐれる&伯母夫妻の養子としてアメリカへ
24歳:UGNイリーガルの何でも屋兼社長令嬢としてお嬢様オーヴァード生活中
現在の13年前にヴァシリオス部隊に入り、8年前に離脱したことになってます。時系列問題があるなら変更します。
覚醒は14年前ですが確かレネゲイド拡散が19年前？なので大丈夫……なはず。
アリオンとの出会いも同様に14年前ですが、拾う前にどこで何してたのか、なぜ父の宝石店の跡地から出てきたのかは不明。

オーヴァードに覚醒しなければ親と共に死ねたのかもしれないし、手を血で汚すこともなかったのかもしれない。
けれど、オーヴァードになったからこそ今生きて世界中を飛び回り、昔は想像もつかなかったことができている。
だから得た力に後悔はしない。オーヴァードである自分を自分で肯定する。
オーヴァードと非オーヴァードは確かに違うが、分かり合えないことはない。
戦場に立てる人間と立てない人間の違いはあるが、戦場に立たなくて済むなら立たない方がいいに決まってる。
血と傷と恐怖を知らないことは悪いことではないし、不平等でもない。
自分たちの苦しみを、日向を歩む非戦闘員に味合わせたいわけがない。
人は殺したことがあるしこれからも殺さないといけないなら殺せる存在。
罪悪感は抱かない。罪悪感を抱くような(戦力がない、戦う意志がない)存在は殺さないと誓っているため。
力と意志を伴い戦場に立つ存在はお互い死ぬ覚悟もすべきだと思っているし自分はしている。
そして話し合いで何ともならないからこそ武力による制圧が必要だということを理解している。

内戦に参加していたこともあり、非オーヴァードとの交戦経験、殺害経験あり

かつてはだいぶスレており、すぐ睨むしトゲトゲするし極度のリアリズム系厨二に近い挙動。
口が悪く男言葉で話し、退廃的というか破滅的な言い方をする。
戦場に立ちただ生きて、また戦って。何の意味もない、なんて言ってるタイプ。でも自殺はできないし結局戦う。

現在はハイテンションお嬢様。とりあえずですわって言っておけばいいと思っている。
頭は切れるのにド善人ふわふわ女である伯母と、身内全肯定シャッチョの義伯父に囲まれ、自己肯定感マシマシ。
戦場の哲学、なんか間違ったようなノブレスオブリージュ、伯母の善性、両親の教育が悪魔合体し、知り合い経由でレネゲイド事件に首突っ込みまくるように。レネゲイド界隈では何でも屋枠。(伯母夫妻を心配させないため、表社会では何でも屋ムーブせず)
UGNのイリーガル活動をしつつ、ヴァシリオス案件は最優先で動く。
一周回ってレネゲイド界隈の何でも屋兼趣味が宝石細工のお嬢様に落ち着いたので名実共に何でも屋。

お嬢様の嗜みなのでアフタヌーンティーを嗜んでいる。紅茶の品種にうるさい。
趣味はジュエリー集め。原石を自分で加工もする。ネックレスだけはアリオン固定なので集めてない。
あまりに良すぎるネックレスを見つけた時は伯母にプレゼントしている。
各国を飛び回っているのはかつて戦地で何年も同じ光景、変わらぬ現実を見つめ続け、国を檻か籠のようだと感じた反動。
現在でも縛られることが嫌いで、組織に所属してないのも一国に長く留まらないのも戦地の原風景のせい。
各国を飛び回り現地の美味しいご飯を食べ、質の良い特産品(特に工芸)とジュエリーを買い漁るのが趣味。
お嬢様扱いを好むくせにオーヴァード活動で割とお金を稼いでいるので意外と資金は潤沢。

ブラック→黒髪黒目/相棒のRBアリオンが黒曜石/武器に纏う黒炎、敵対者に贈る血星石のイメージ
ダスト→かつて自分が砂塵、灰燼同様であったこと/戦闘スタイルも砂、灰、石片(塵)に関係すること
黒い塵ってことで燃え滓の灰、といえるかも？身近にあった&自分がそうである&相手をそうする

黒炎と灰燼、黒炎細工はギリシャ語、血星砕はアルメニア語由来。演出は名前の通り。
黒炎細工は宝石細工+黒炎が漢字部分の由来だけど、実は読みの方は「創造」のギリシャ語で、宝石でも細工でも炎でもない
クリスタライズで血星石にする理由:内戦孤児期に人の死体が血星石に見えてたから(死や破壊と血星石が結びついている)
内戦時代人も家も燃えがち→炭化の黒と炎の赤→血星石は黒の赤が混じる石
人を宝石にして砕くなんて石と人への冒涜とはわかっているが、癖なのでつい血星石化させちゃう。
だからそもそも黒地の石に苦手意識もあるのかも。黒地の石と炭の区別がつけられない？(アリオン除く)