容姿・経歴・その他メモ

異星と地球とを繋ぐ夢を記した魔導書《ヤディスからの幻視》、その断片が邪神因子によって姿形を得た存在。
夢と現実の均衡を保つことを自身の使命とし、現実を侵食する霧《無名の霧(マグヌム・インノミナンドゥム)》に対処するために世界中を旅している。
その異形からか人前には出ることはなく、彼(性別が存在しないため不適当では在るが、便宜上)が姿を表すときは決まって人気のない夜に、蜃気楼のような儚さと共に現れる。
目的故かUGNには協力的であり、各地の支部とは有効的な関係を築いているが、その本質は忌まわしき魔導書であり邪神の走狗であるとして彼を忌み嫌うエージェントも少なくはない。
実際、人間的な配慮にかけていることは事実では有り、突如眠る人の夢に現れては一時的な発狂者を出したことも少なくはない。
しかしそれは彼にとって夢と現実との秩序に反した行いではなく、あくまでも夢の世界の正常な運行なのだという。
「現実には起こり得ない正気を疑うような事が起こる、それを人は夢と、あるいは悪夢と呼ぶのでしょう。しかしそれらは双方ともに夢という現象の正常な機能に過ぎない」
「夢が夢でなくなるのは、それが現実になってしまった時です。私はただ、それを食い止めるために在ります。それ以外は、そうですね......悪い夢とでも思って、諦めて頂ければ」

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