容姿・経歴・その他メモ

くのつぎ　ひぐれ
「"十二色の色鉛筆しかない僕に五十五色の夕暮が来る"って歌あるだろ。それ聞く度に思うんだ。――俺達二人で、五十五色でも表現しきれないコンビになってやろうってさ」

「どっちつかずの"半端者"にだってな……あいつらの"ヒーロー"として、譲れねえ時があんだよ」

斬り落としてしまいたい腕が、唯一の剣

お人好し系世話焼き兄ちゃん。生まれながらのノイマンであり昔から勤勉だった為年下の子達に勉強を教えてたりもする。
3つ下の妹がいる。兄妹揃って孤児院育ち。

UGNに救われてからしばらくは確かにUGNで"ヒーロー"になることが夢だった。しかし処分部隊に配属されてからは疑念が生じ、とある一件を境にそれは諦観へと変わる。
妹がオーヴァードであることが発覚し、日暮同様UGNチルドレンとして保護されることになった。検査の結果ウロボロスとエグザイルのクロスブリード、その上武器の扱いに長けた器物使いであることが発覚。即座に研究者たちの手に渡り、実験体にされてしまう。
再会出来たのは、右腕と心を失った朝陽。遺産の移植、その失敗が原因だった。言葉を失う日暮のことなど考えることなく、研究者たちは彼を次の実験体として選ぶ。理由は兄妹であり、武器の扱いに長けていたから。ただそれだけ。
皮肉にも日暮はその遺産、剣の名を冠した銀腕に適合した。
自身の右腕を見る勇気が、日暮には無かった。見てしまえば、酷く歪んだ顔を蒼銀が映すだろうから。"ヒーロー"とはとても呼べないそれを、見たくなかった。
それからすぐに日暮はUGNを去った。反対する友の腕を振り払って、妹と共に。

離反からしばらくは偶然出会った老紳士の世話になっていた。そうした日々も一年ほどで終わり、風の噂で聞いた抵抗組織に合流することになる。
似た境遇の者たちが集まった場所。そこでなら、朝陽の心が戻るかもしれない。そこでなら、また目指せるかもしれない。

希望と諦観。その狭間で揺れる、"半端者"として。

◆聖剣の王者
日暮の銀腕、義手型の遺産。アガートラム・シーズ。
その正体はアガートラム――の模倣品である。本物の能力は不明だがこの銀腕は使用者の戦闘力を瞬間的に高める力を持つ。
戦闘時は変形して剣になるが、当然左腕が変化しているので隻腕となってしまう。

◆十 朝陽
日暮の実妹。ウロボロス/エグザイルのオーヴァード。本来であれば日暮同様武器の扱いに長けたレネゲイドを使用出来るはずだが、遺産適合実験の失敗によって片腕と心を失っており、オーヴァードとしての力はほぼ使えない。食事などの必要な行為は人の助けを借りれば行えるが自主性は皆無。

履歴

・Seed in the cage後
相棒の葬式で霧谷雄吾に出会い、誘いを受けてUGNに戻る。その後は多忙な日を送りつつもアトランティスへの仕送りは忘れずにいる。立場上何度か敵同士になることもあるが上手く場を収めている。
所属が変わったことでコードネームも変わった。
そして一年後、アドヴェントス事件の渦中でレネゲイドが変質。それまで暫定ウロボロスだったシンドロームはミストルティンに、遺産はアーキタイプになった。武器としての性質はアーキタイプ、遺産としての性質は義手に分離。義手はEXレネゲイドになった。これによって戦闘中片腕を無くすこともなくなった。

セッション履歴