容姿・経歴・その他メモ

履歴

　人生にくたびれた雰囲気のあるおじさん。UGN支部長ではあるものの、表の顔として経営している喫茶店「サンド・デザート」の方に入れ込んでいる感を出している。小ぢんまりしたビルのオーナーであり、1階に妻と二人で切り盛りする喫茶店を構え、2階以降にUGN支部がある形。ちなみに名物はBLTサンドとアイスクリーム。
UGN支部長としてはとにかく優柔不断というか判断を先送りにする悪癖があり、特に人命の関わる局面ではできる限り判断を慎重にしようとする。かつては果断な支部長として名を知られており、一度腹が決まると昔の判断能力の名残を見せる。

　能力はサラマンダーとウロボロスのクロスブリード。だがウロボロスとしての力は現状では弱く、敵の意表を突くことを目的に表向きには「サラマンダーのピュアブリード」と嘯いており、古株以外にはウロボロスの力を明かそうとしない。
サラマンダーとしてはなかなか強力だが、かつては使っていた炎熱の力を封じており、現在はもっぱら冷却の能力のみで戦う。なお店のアイスはこの能力の一環で作っている。

　素行不調で悪名が立っていた両親の下に生まれ、愛されることのない家庭で育った。子供のころから親に失望し周囲に壁を作る子だったものの、幼少のみぎりから仲良くしていた灯という少女とは仲良くしており、後に高校を出てすぐに結婚。それまでにひそかにバイトをして溜めた貯金で独り立ちして就職し、以後実家との連絡は取っていない。
就職後はよく働き、妻のかねてからの夢だった喫茶店経営のための資金が溜まると開業。娘の愛実も生まれて順風満帆だったが、愛実が襲われそうになったことで応戦。この際にレネゲイドの力に目覚め、その後自分たちの保護と街の治安の維持を目的にUGNに身を寄せることになる。

　そして2年前、愛実がFHの手で強引に覚醒させられジャーム化。「父を元に戻すためにどんなオーヴァードでも手にかける」娘の異常な姿を前に、苦渋の葛藤の末娘を殺害することを選ぶ。だが、後の検死の結果「まだジャームではなく、FHによる衝動操作装置が体内に埋め込まれていたことによる暴走」であったことが判明し、絶望する。
以後、それまで「積極的に街を守る」として見せていた果断な姿は鳴りを潜め、「救えるものは可能な限り救う」ことをモットーとした現在の優柔不断な姿勢へと変化した。

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