エンジェルハィロゥとモルフェウスのクロスブリード。とりわけ光の精密操作に長けており、モルフェウスの物体生成により物体の光透過率や屈折率を操作した「｜透明な武器《ガラスのくつ》」を起点にエンジェルハィロゥの可視光操作で相手の視覚を惑わせながら、死角からの一撃をヒットアンドアウェイで繰り出す戦法を得意とする。いつもお世話になっている眼鏡のFSエージェントさんからは「貴様！情け容赦と言うものがないのか！」と罵られがちだが、「はっ…負け惜しみっしょ。時間ないんで」と光を束ねたガラスの武器(賢者の石使用)で文字通りにも一蹴している。
　

漆原 蛍(うるしばら ほたる)
一人称：私
二人称：お前、あだ名、〇〇ちゃん、〇〇(苗字呼び捨て)

「お前やっぱ私のこと舐めてるだろ」
「今何時？やっっっべ」
「……このチリチリとした痛みが私を引き戻す」
　

母親が承認欲求を満たすためについた「娘はスポーツをしている」という嘘のアリバイ作りのために、6歳を境にフュギュアスケートを習い始める。しかし蛍の母親は周囲の人間の目を気にするがあまり、自らついた嘘を大きくしてしまう類の虚言癖があり、蛍は小学生の頃からその身に釣り合わないだろう「大きな期待」を周囲の大人から向けられていた。だが皮肉と言うべきか、僥倖と言うべきか、蛍には「天賦の才」がありノービス(12歳以下大会)では全国レベルの選手として、結果を残すことになる。当時の彼女にとってスケートとは「母に認めてもらうための手段」であり、結果を残すことで興味を抱いてもらうことに達成感を感じることで次第に競技にのめり込んでいくことになる。13歳になりジュニア大会においても実力は変わらず、年上の高校生にも引けを取らない表現力で上位に入賞し続けていた。
そんな期待の選手であった蛍だったが、強化合宿中に発生した山中の崩落事故により不幸にも傾斜を転落し命を落とすことになる。しかしその山に祀られていたレネゲイドの遺物に偶然触れてしまったことで「元々ある素質」が覚醒しオーヴァードとなる。遺物の影響か、はたまた素質か体内に「｜賢者の石《レネゲイドクリスタル》」が発生しており、UGNからは保護観察の名目でチルドレンやエージェントに囲まれることとなった。

彼女にとって現在のオーヴァードとしての生活は決して悪いことばかりではない。当然アスリートとしての時間を取られてしまうことや、体内にある｜賢者の石《レネゲイドクリスタル》の鈍い痛みは常に｜悩みの種《ゴミクソ》ではあるが、それでもなお大好きなフィギュアスケートだけではない「認めてくれる友人」や目下悩みの種であったスケートを続けていくための資金稼ぎなどにおいてUGNは都合がよく、そういった事情からも

「……ったく、またジャームが出たの？私だって暇じゃないんですけど(# ﾟДﾟ)」

とまんざらでもなく本日も練習帰りに｜摩天楼《別の戦場》で滑走するのだ。
　

　
自分にも他人にも厳しく、当たりが強い刃のような人物。信頼のできる相手に恵まれなかったことから、寂しい想いをすることが多く、他者との適切な距離感に苦労するような悩める思春期女子。｜賢者の石《レネゲイドクリスタル》の痛みが悩みの種で結構な頻度でイライラしている。イライラしてなくても言葉は強い。
　

　
陽炎の衣(EA P21)によりメインプロセスで隠密状態を維持しながら、見えざる死神(EA P24)やデスストーカー(BC P56)のバフを受けて光の舞踏(HR P76)で感覚白兵攻撃を行なう。時と場合によって、賢者の石によるクリティカル減少で高火力を目指す。
　

ロイス: 高原悠 (たかはら・ゆう)
推奨感情 P庇護/N:不安
カヴァー/ワークス: 高校生/ 指定なし
高原悠は、オーヴァードの適正があると見られる少女だ。
同じ学校に通うキミは、UGNから彼女の監視を依頼される。
悠はおとなしく真面目 な少女で、幽霊部員ばかりの天文部でひとり活動している。
そんな悠の様子が、突如変わりはじめていた。