"錘の冠"。かつてファルスハーツのあるセルリーダーとして悪名を轟かせていたエージェントの異名である。
恐怖によってセルを支配し、裏切った者、任務に失敗した者は、誰であろうと処罰していたことからそのコードネームで呼ばれるようになった。
ある日忽然と姿を消し、数か月程の行方を眩ませていたが、突然UGNの支部に訪れ、自らを支部長だと名乗った。
上に確認をしても「正当な処理の上だ」と取り合わない。
書類を確認しても、正しく手続きが行われている。
過去の記録を確認しても、何者かに改竄・抹消されており、事実を正しく把握することが出来ない。

「如何なる感情を抱こうとも勝手だけれど、支部長である私の指示には従ってもらうわ。」

身長／体重：167cm・??kg
地域：日本
属性：秩序・悪　性別：女性
味方に対して指示を出しながら、自分も程よく攻撃するバッファー兼アタッカー。
7年ほど前にFHからUGNに移り、そのまま時原支部の支部長となった。
体重は非公開だが、あまり体付きが良い方ではない。健康に悪影響を及ぼす範囲ではないと本人は言っているが、継承している遺産の影響等もあり、あまり体力が持つ方ではなく、どちらかと言えば事務仕事が得意。

身長／体重：156cm・45kg
地域：日本
属性：秩序・善　性別：女性
故人。夜織凛の妹、当時14歳。オーヴァードでは無いものの、家庭がオーヴァードについて理解のある家だったことや、かなりのお姉ちゃんっ子だったこともあり、凛がUGNに入ってからは、その手伝い等を行っていた。
姉がFHに所属していた事については教えられておらず、飽く迄もUGN支部長としての夜織凛の姿しか知らない。
姉と違いかなり社交的な性格で、一般人ながらも支部の癒し枠として皆に愛されていた。また、姉の凛も花に対しては強く出られない為、彼女を話し合いに嚙ませると支部長を丸め込めやすくなるというライフハックが支部のエージェント達に浸透していた。3年と少し前、とあるオーヴァードに関する事件に巻き込まれ、死亡した。
夜織凛は、そのことを深く悔やんでいる。

時原支部は元々、あるオーヴァードと戦うための前線基地として設立されていたものだった。そのオーヴァードを追い詰めた際、アレは捨て身の自爆を基地に仕掛け、多くのエージェントと設備に致命的な損傷を負わせた。その際に私の大切な人──夜織花は死亡した。

「──私の失策だ。相手の執念を見誤っていた。
"錘の冠"などと呼ばれておきながら、最後は相手をまとも縛り付けることすら叶わなかった。
その結果、基地は多大な損害を受け、多くのオーヴァードと、そして妹を失った。」

基地内の設備の誘爆に巻き込まれ、花は目の前で炎に飲み込まれて消えた。伸ばした手は、炎を掠めただけで、その手を掴めずに終わった。あの日から私は、心を許せる相手を失った。

私はおかしくなってしまったのだろうか。
自分の不手際で失った妹の代替品を、自分本位な理由で生み出し
それにもかかわらず、私はあのAIを、妹とは思えずに突き放している。
話し方が違う。ペンを持つ手が違う。歩き方が違う。見せる表情が違う。
違うところばかりが目について、私は彼女を拒絶した。

あのAIを見るたびに、両手の傷が痛み出す。
あのAIと話した日は、いつも決まってあの日の炎を夢に見る。
ああ、私は──

壊れて、しまったのだろうか。

新規取得《神機妙算》LV2 or 3 経験点20or25点 →雑魚はモリーが蹴散らしてくれるからいらなそう
新規取得《虚構のナイフ》LV5 経験点35点
新規取得《戦術》LV7　経験点45点