本名：ハカヤチ・ムクロ
　FHセル「ヴァルホル」のセルリーダー。死・病・腐敗・枯れ木等を連想させる不吉な雰囲気を漂わせる壮年(?)の男。実年齢は不明だが、先の大戦を一兵卒として経験した事があるらしくかなりの高齢である事は判明している。独自の死生観を持ち合わせており、それを周りに強要するきらいがある。
　戦闘時には大鎌を持った死神の姿になって戦う。肉体の大部分を大鎌の形成に使用する為、全身の骨が丸見えになる。
　戦場を好み、闘いに生き、世界中の紛争地帯に介入しては“死の収集”を行っている。具体的には彼の判断基準で戦場から戦士を見出し、その者が遺体となった時は自身の土地に持ち帰って手厚く葬り、もしオーヴァードに覚醒する事があれば、その場でスカウトしている。
　因みに彼がOVとして覚醒したのは老衰で自らの死を迎えた時である。先の大戦では兵士として死ぬ事が出来ず、更には寿命を迎えるという人として死ぬべき時でさえ生き残ってしまった。この往生際の悪さには何か理由がある筈だと彼は自問自答を繰り返す。

　ムクロが運営する霊園に併設された教会が本拠地。他にも似た様な仮拠点が世界各地にある。
　彼が統治するこのセルの基本方針は「今日という日の花を摘め」。全ての物に終わり(死)があるのだから、今この瞬間を楽しめという意味。死を意識し、それを御した者が抱く欲望は尊ぶべきと彼は考えており、死線を超えて自らの夢を叶えた者を大いに賞賛する。しかし、自身を不死・不滅の存在と勘違いし、自らの欲望を低俗な物に貶めている者には、リーダー自らが罰を与える。大鎌による斬首である。セルの動向は彼の価値観(死生観)を元に決定されており、ある種の宗教団体じみた組織体制になっている。
　セルの名前はヴァルハラの古ノルド語での名称である「戦死者の館」が由来。

　近世日本において多くの財を築いた豪商の末裔。各地の山間部に多くの土地を所有しているが、その殆どを墓地として運営している。中には商業施設や住宅街にすれば巨万の富を得られた筈の土地にまで火葬場や霊園を建造しており、地域の不動産会社や銀行からは奇異の目に晒されている。ただ、霊園は人気(?)な様で、死んだらあそこに墓を立てたいという地域住民は多い。
　しかし、その霊園や火葬場は仮の姿。真実はFHが処分に困っている死体を回収し、秘密裏に処理する施設である。遺体は丁重に弔っており、死者の生前の宗派が分かっていれば、それに則した葬儀も行っている。セルメンバーにはこれの業務のみに従事する構成員も存在する。

死神の手(RW37)
死招きの爪(BC61)
流刑者の大鎌(RW37)

「全身キャラメイカー」@ﾖﾛｲﾓｸﾞﾗ
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「死神」パンダ=ヒロ
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