容姿・経歴・その他メモ

「弱点解析完了。電光双撃弾(ライトニング・ランチャー)発射！」
「この日記？ある人に貰ったものなんだ。私にとっての備忘録(忘れ形見)かな。」

エンジェルハイロゥのピュアブリードでありながら、特異な適性を持つ。
エンジェルハイロゥの要素が強く出ているタイプのクロスブリードだと敵味方共に認識されている。
現在はN市公立高校に潜入して学生生活を送っている。

約10年前、ピュアブリードの能力を保持したまま、他のブリードのエフェクトを後付けする「プロジェクトX(クロス)タレント」の一環として生み出された実験体の少女。そのため、身体的には15歳だが実年齢は10歳。そのプロジェクトの情報は既に破棄されており、このことはUGNも把握していない。

色が複製体であることも、他の人間には知られていない。それは、ある人との約束。言葉では交わしていないが、確かな約束があるから。

施設では身寄りのないピュアブリードを集めており、それだけでなく細胞を複製して数も確保しようとした。
ほとんど上手くいなかったものの、数少ない成功例の複製体が色である。

プロジェクトの方は難航していたのだが、ある日施設内で爆発事故が発生。その際に色が入っていたカプセルが破壊され、複製体の色の意識が覚醒した。何も分からないまま、施設を彷徨っているとボロボロでやせ細った少女と出会った。

「あ…キミはもしかして…。でもそのレネゲイド反応と粒子…。」

「…これ、こっそり持ってたんだ。ただの手帳だけど、ここに連れてこられてからは日記代わりにしてて。」
「私はもう動くのも難しい。だから、これ持って行って。やりたかったこと、やり残したこと、色々書いてる。」

施設から脱出後、色はUGNに拾われてそのままUGNチルドレンとして育てられることに。
また、UGN加入当初は実験の影響で体を上手く動かせなかったため、非戦闘員の技術班に回っていた。

しかし、そこからしばらくするとハードワイヤードの適性があることが判明し、訓練でバリアクラッカーも発現したことで本格的な訓練に回されて実践に出ることに。そこから徐々に活躍をしていき、気が付けばエリートエージェントとして見られるように。

人との交流に不慣れであった色のために、一時期は交換留学のような形でアカデミアに行っていたことも。
休日にはふらりといなくなっているらしい。

「私はずっと探している。色がどこで何をしていたのか。その痕跡を。」
「やりたい事と日記ばかりで、過去のことは碌に書いていなかった…。」
「私は、才川 色としてちゃんと生きていられているのだろうか。」

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