名前:椎名透空 性別:女 年齢:17歳
一人称:私 二人称:貴方、貴女
ブリード:クロスブリード
シンドローム:ノイマン/ウロボロス
所属:宇宙友愛協会
コードネーム(二つ名):《オカルト天才女子高生》《神秘の追求者》
誕生日:6月4日 身長/体重:164cm/52kg
性格:普段は落ち着いてるお姉さん系キャラ……なのだが、オカルトの事に
なると無我夢中になってしまう。SFやホラー、UMAなど……
凡ゆる知識を彼女は、脳内に蓄えなければ気が済まない性格。
『レネゲイド星人』に関するオカルトを専門としており、
本も出版している程のオカルト天才マニア。

好きなもの:オカルト系全般、推理、本
実は女子高生探偵としての活躍もある。解決不可能と言われていた
密室事件に偶然居合わせており、オカルトじみたトリックが
隠されていた事を暴き、犯人逮捕に繋がったという功績をも持つ。
嫌いなもの:現実、夢がない事、オカルト否定派
オカルトを信じるか信じないかは人それぞれだが、頭ごなしに
一方的に否定する輩達は明らかに理解できない猿だ。
……本当にオカルトは存在するというのに。
苦手なもの:辛い物、酸っぱい物
『あんな物人間の食用じゃない！！地球外生命体用に違いありません！！
いったい全体、何故あのようなものが食べれるのですか！！？』

──宇宙友愛協会主催、椎名著作本宣伝イベント。

『地球外生命体「F」の侵略』
『RB-人類滅亡の《countdown》』
を代表とした著作本を出している、椎名透空。天才オカルトマニア、神秘の追求者などの二つ名がついている彼女。同級生からの証言で『彼女はオカルトだけじゃなく、学校のテストでも天才』と言われ、実際全教科95点↑という化け物だという。

そんな彼女がまた新作を出したとのことで、宣伝イベントが開かれる事になった。今回は監修付きで、かの有名会長《瀬尾花 真三》が直々に付いてくれたという。

会場にはインタビュアー、及び関係者、更には一般人達まで……既に数十人集まっていた。そんな中で、椎名は壇上に上がった。
『秘密結社「U」世界守護説』を手に持って。

「椎名さん！今回の本はどのような内容なのでしょうか！！」「今回も世界の真実を深く書かれたのでしょうか！？」「おい、今回は俺達の会社が先だぞ！！」「はぁ！？今回は俺達だろうが！！」

スゥ、と椎名は息を吸い。
『はい、皆さん！静粛に！！』
一瞬にして場が静まる。

『今回の新作は、これ迄出した本の数々を総括、そして……世界の、本当の《真実》をお伝えする物です！今までのは全て《伏線》だったのです！』

会場の面々は息を呑む。
今までのは全て、伏線、余興……！

『《Fの侵略》においては、地球外生命体からやってきた、侵略の意志があるレネゲイド星人について。《RB-人類滅亡》においては、その前作の続きとして、そのレネゲイド星人を総帥している『RB(アールビー)』と呼ばれる存在についてをお伝えしてきました』
『そして、そこでも紹介しましたが……そう。秘密結社「U」。この組織こそが、侵略の意思がある宇宙人を秘匿する「人間達の組織」……そう、我々《人類の裏切者》。そうお伝えしてきましたが……実は。更なる研究を重ねた結果、実際は「そうではない」ことが、明らかになったのです』

『単刀直入にお伝えさせて頂きます。秘密結社「U」は……
《人類達に好意的であり、侵略の意志がなく、共栄を求める地球外生命体》……簡略的に言えば「良いレネゲイド星人」。それらを前者の「侵略の意志があるレネゲイド星人」から保護し、共に闘う……

……《世界の裏側の守護者》だったのです！！』

一気に歓声が上がり、インタビュアー達は
揃いに揃って一眼レフを連写し続け始める。

『そして、彼等組織は過去より世界を……おっと、これ以上は此処では言えないんだった。この《真実》を知りたい方は是非、全国の書店にて販売されておりますので、皆様方……

いえ。この地球(エデン)に住う者達よ！！この《真実》を知り、秘密結社「U」に集いし彼等彼女等に募りし『罪悪感』というネガティブな感情を、我々が真実に近づく事で《許す》事で……世界全体で協力し、悪意ある……侵略者のレネゲイド星人達を、この地球(エデン)から追い出すのです！！

さあ……今こそ、人類、及び共栄の未来を築くであろう、
良心を持つレネゲイド星人が協力する時です！！』

その日、全国の書店、及びネット通販にて『秘密結社「U」世界守護説』の購入が相次ぎ、売切となっていく事態が発生し、一瞬にして増版が決定したのだとか……。

彼女の影響力は凄まじい。かの会長をも凌ぎそうなレベルであり、社会への影響力もまた強まり、同時にUGNも彼女へのマークを強めたのだった……。

────椎名が《本当の真実》に気づく刻は、近い。

イメージテーマソング:東京事変 - 永遠の不在証明