容姿・経歴・その他メモ

概要
蒲白市支部の技術部の机で昼寝している、『割となんでもできる』お姉さん。
"約束の切り札"不在時に主体となって支部を切り盛りしていた反動か、何かの薬を飲みながらのんびり仕事をしている。
情報収集から他者支援、白兵戦、事後処理のための物品作成など、その業務内容は多岐に渡る。
戦闘時には暴走するほどの過剰なレネゲイド励起と、影に覆われた武器を用いた白兵戦闘を行っている。
『昔取った杵柄』とのことで、一部単体に対する咄嗟の支援を行うこともできる。
困ったときに一声かければ、あくびをしながら手伝ってくれること請け合いだ。

過去
オーヴァードの両親の元に生まれた、曰く『血統書付きのオーヴァード』。
幼少期からUGNチルドレンとしてメキメキと頭角を現す。弱冠10歳にして単体支援のエキスパートと化し、"万色の戴冠者"と呼ばれるほどの実力者となった。
さらにそのシンドロームと才覚から、技術班や事後処理班としての適性も示し、非常に汎用性の高い人材として重宝されていた。
そんなある日、11歳になった彼女は、とある事件にて覚醒した"約束の切り札"と出会う。
単体支援のエキスパートと呼ばれた彼女が、初めてまともに扱えない相手だった。
初めは「戦場を知らない素人の我儘」と流していた"約束の切り札"の言葉も行動も、結果を見れば最適解の事が多かった。
"約束の切り札"の才能に驚き、恐れた彼女は、不得手とする白兵戦を"約束の切り札"に挑み＿＿結果、無様に敗北した。
それ以来、彼女は自身の才能を鼻にかけることをやめ、"約束の切り札"と対等な相棒として、良好な関係を築きつつあった。

＿＿そんな日々もつかの間。17歳の時、"約束の切り札"はとある事件で行方不明となる。
彼女はその日、もう一度挫折した。
どんな才覚ある人間であっても、人徳ある人間であっても、戦場では何の関係もないのだと。
努力も才能も何も意味をなさず、死は不条理に襲い来るのだと。
それ以降、彼女は必死に努力することをやめた。
"約束の切り札"が不在時の支部を保つ戦力として、単体支援の能力を捨て、苦手とした白兵戦の能力へと変容させた。
その後は、ただ降りかかる火の粉を払い続けるのみ。
かつて主とまで思った相棒の帰還を願い、目の前に現れる仕事を淡々とこなしてきた。

そして5年後。帰還した相棒に指揮を任せ、彼女は技術部の机で昼寝をしている。
死は不条理に襲い来る。ならば毎日を無為に、ただ堕落して。
＿＿それでも怠惰になり切れないのは、かつての相棒の存在が、彼女の心根を刺激するためか。

性格
飄々としており気だるげ。温厚で甘いものが好き。よく棒付きキャンディを咥えている。
なんだかんだと面倒見はよく、頼まれたことはやる。困っていそうな人がいたら愛用のキャンディの差し入れがてら声をかけに行くなどする。
私生活はセルフネグレクト気味で不眠気味。食事と外出・ゴミ出しに風呂が苦手。普段から眠剤・胃薬・頭痛薬などを飲んでいる。
服を選ぶのが面倒で常に白衣を羽織っていたり、化粧や美容を放り出して自分で切った髪を適当に結んでいたりと私生活はかなりズボラ。
自分の人生の事になると割と後ろ向き。基本的には突っ込まない方がいい。

能力・エフェクト演出
ウロボロス/モルフェウスのクロスブリード。模倣と錬成に長ける。
普段から《無形の影》を用いた情報収集や、物品調達なども行う。
戦闘時は自らの生命力を削って生み出す《影の武具》を、《カスタマイズ》により変容させて戦う。"約束の切り札"の武器にとてもよく似た、影色の日本刀を操る。
しかし、元々支援型の能力であったのを、過剰なまでの訓練によりいびつに歪ませて白兵型とした経歴がある。
そのため暴走しないとまともな火力・精度を担保できず、常に衝動の影に苛まれている。
その分かつて得意とした単体支援の能力が今も僅かに残っており、咄嗟の支援が可能。

セッション履歴