容姿・経歴・その他メモ

鴻央会に所属する父を持つ少女。非常にネガティブな性格で事あるごとに消えようとする。重度のゲームオタクでもあり、アプリゲームに重課金してはよくモヤシ生活を送っている。

父親は数少ないレネゲイドウイルスの存在を知る人物であり、仕事の失態を取り返すために夕那をオーヴァードの暗殺者として使役。邪魔者の排除を命じ功績を立てることで一転、幹部の椅子を手に入れた。

しかし、６年前にオーヴァードによる殺人を調査したＵＧＮに事務所を強襲された為、夕那を囮にして脱走。夕那は父に見捨てられたとも分からずに抗戦。ストライクハウンドの前に敗北。

そうしてＵＧＮに確保され、侵蝕値のチェックとバイタルサイン測定を受けた結果、教育環境の欠如によって殺人を行っていたと判断され、倫理や道徳を中心に教育を受ける。


数年前、自身の教官でもあった「三岡ほなみ」がＦＨとの戦闘により死亡。共に学んでいた多くのチルドレン達は心に傷を負い、その一部はジャーム化やＦＨへの転向を行い、夕那も同期のチルドレンに誘われた。

しかし夕那はそれを拒否。別れを告げた友人達を即座にその場で撃ち殺し、何の感情も抱いていないようにＵＧＮへと報告した。

裏切り者、全体の輪を乱し不利益を被る者は処分する。そんな裏社会でのやり方に染まり切っており、実際この即断即決はＵＧＮにとって大きな貢献となり、支部長就任のきっかけにもなった。


元々は腕利きの暗殺者として危険視されてはいたのだが、自ら殺しを率先して行うことはなく、言われたことに逆らえないその性格により暗殺を引き受けていたという。事実、チルドレン時代も命令は必ず遂行する只ならぬ気迫があったらしい。

しかし彼女の長所は任務に絶対的に忠実な点以上に、機転の利く状況判断能力と生き意地の汚さであり、誰かの下で働かせるよりも支部長とした方が有用という霧谷 雄吾の判断で、勝手にＮ市支部長にされた。

鴻央会の暗殺者として暗躍する日々の中で培った射撃の腕と裏社会の知識は確かなもので、ＵＧＮの任務遂行に役立てている。


コードネームの“弦引く三日月”は暗殺者時代からＵＧＮに呼ばれていたものであり、夕那の戦闘スタイルである「周囲の空間から光を奪い、弓本体に光を束ねて打ち出す」という様がまるで三日月のように見えた事からこう呼ばれていた。当人もお気に入りのコードネームであり、月モチーフのアクセサリーの好んで集めている。


愛用の武器「月光弓ルナ＝ライト」は遺産の移送任務中に襲撃してきたFHとの交戦中、窮地を脱する為に無断で契約を行った結果所持を認められた物。

元は必中の弓と呼ばれていたが、彼女が契約した際に勝手に命名した。当時モンスターハンターにハマっていた影響がネーミングセンスにモロ影響を受けている。



Ｎ市支部は繁華街に最も近い廃ビルを転用しており、大型のゲームセンターに偽装されている（イメージはウェアハウス川崎）。内部は廃墟同然のおどろおどろしい雰囲気で、ネオンや落書き、意味不明な張り紙や錆び汚れ風の塗装が特徴的。

設置されているゲームはレトロゲームから最新アーケード、コインゲーム。ボウリングにカラオケまで幅広く、アミューズメントパークよりはマニア向けの施設という経営方針。地下にはサバイバルゲームフィールドもあり、ＵＧＮの実践訓練場として使用されることも多い。

そしてこの施設は完全に夕那の趣味。暗くてアウトローな雰囲気とゲーム好きの性格が前面に押し出されており、仕事が終わってから店内を満喫している事も多い。

支部としての業務エリアは関係者専用エレベーターで特定のボタンを順番に押すことで到達できる最下層。緊急用の脱出口も設置されており攻守も万全……のはず。

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