とある研究者によって生み出されたいわゆる試験管ベビー。
チルドレン養成施設に入所後、訓練人形より他チルドレンや指導エージェントに対してより攻撃性を発揮すること、能力の使用時に自らも負傷することなどが見られ、検査をしたところ[対抗種]ということが判明した。
[対抗種]は対レネゲイド戦闘において強力な武器となるため重宝され、養成施設卒業後は戦闘部隊として前線に立つことが多くあった。しかし大規模な対レネゲイド戦闘時に能力の暴走を起こし、瀕死の状態にまで追い込まれる。治療を終えた後医療班から、このまま前線で戦闘を続ければ余命はあと1年もなく、前線から退いても2.3年生きられるか分からないということを告げられる。
一度過度にレネゲイドが活性化した[対抗種]は生きているだけでも体を蝕んでいってしまうが、せめて少しでも長く生きてほしい、そして彼自身が少しでも長く生きていたいと思えるような環境に置きたいという、彼を生み出した研究者の願いで彼を一人の少年として迎え入れてくれるだろう星廻支部の支部長に話をし、星廻支部に配属させることとなった。
町外への外出は年に1.2回対抗種の研究データ採取のために行くことがある程度。

テトラ自身は別に一般人の日常を守るために能力を行使して終わってもいいと思っていたが、憧れていた守られるべき日常の中にいることができる機会を与えられたなら死ぬまでは楽しんでみようかなという気持ちで生活している。
しかし友達の作り方も会話が続くようなコミュニケーションの仕方も教わっていないことと、心のどこかで友達になってもな…という気持ちもあり、人との交流をできるだけ避けてきたため約1年経ったもひとりでいることの方が多い。がんばろうな、交流。

七尾 野々市

非オーヴァードなのに支部長を勤めていることに対して尊敬している。でも少し心配。
今まで出会ってきた人とはまた違う接し方をされるため戸惑って多少突き放した態度をとってしまうこともあるが、よくしてくれることには感謝している。
自分が死ぬまでにちゃんと感謝を伝えることが目標。