容姿・経歴・その他メモ

ミディアムショート
黒髪で日本人色の肌で目の色も日本人色
一人称あたし
二人称あんた

幼いころ
あたしには兄がいた。兄はとても私に優しかった。転んだときは優しい顔であやしてくれたり、何か作ったらほめてくれたり、幼い少女の遊びに付き合ってくれたり、笑ったら笑い返してくれた。

どうしてなんだろう。どうしてこうなったんだろう。
目の前に広がっていたのは惨劇だった。
父が死んでいた。母が死んでいた。頭がどうにかなりそうだった。目線の先に……兄がいた。

兄はいつもと違っていた。いや前からなんとなく違ってるなと思ってた。
兄は覚醒していた。あんなにやさしかったのに。あんなに笑ってくれたのに。
覚醒した兄はすべてが変わってしまった。
あの時兄と一緒に誰かいた気がする
あれは誰だったんだろう。
今なら思い出せそうだけれども、当時の記憶をあまり正しく思い出せない。

あたしは覚醒へ向かった。UGMへ走った。
戦うには覚醒するしかなかった。殺すには覚醒するしかなかった。
でもちょっとは興味もあったかもしれない。自分にはどんな力が使えるのか。
まあでも今ではどうでもいい。これは殺すための力だ。あたしは殺す。あの力で無下に人を殺す人を。それをそそのかしてる組織の人も。

……そんな組織に落ちた兄を。
一応学校には行ってる。一応は普通の人をやらないといけないっぽいし。
でも全部くだらない。全部知らない。
あたしは殺すの。


あたしは殺すの。

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